SEO対策とは?|検索に表示される仕組みをやさしく解説

SEO対策とは?

前回のコラムでは、「自社サイトがどんな検索ワードで検索されているのかを知ること」が、ホームページ改善の大切な第一歩であることをお伝えしました。

検索ワードを見ることで、「ユーザーはどんな言葉で情報を探しているのか」「自社サイトはその疑問にきちんと答えられているのか」が少しずつ見えてきます。

そして、検索ワードを知ったあとに、多くの方が次に気になるのが「SEO対策って結局、何をすればいいの?」という点ではないでしょうか。

そこで今回は、「SEO対策とは何か?」という基本から、検索結果に表示される仕組み、そして中小企業が最初に意識すべき考え方を、専門知識がなくても理解できるよう、やさしく解説していきます。

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そもそも「SEO対策」とは?

SEO対策とは、Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索エンジンで自社サイトが見つけられやすくなるように整えていく取り組みのことを指します。

難しそうに聞こえるかもしれませんが、特別な裏技や高度なテクニックを指しているわけではありません。

簡単に言えば、

  • 検索している人の疑問に
  • 分かりやすく答えているか
  • 検索エンジンにも内容が伝わる形になっているか

この3つを意識して、ホームページを整えていくことがSEO対策の基本です。

なぜSEO対策が必要なのか

SEO対策が重要と言われる理由は、とてもシンプルです。

多くの人は、何かを調べるときに検索エンジンを使い、検索結果の上から順にページを見ていくからです。

例えば、検索結果の2ページ目や3ページ目まで見に行く人は、実際にはほとんどいません。

つまり、検索結果に表示されなかったり、かなり下の方にしか表示されなかったりすると、どれだけ内容の良いホームページでも「存在していないのと同じ状態」になってしまうのです。

広告を出し続けられる企業であれば別ですが、多くの中小企業にとって、検索からの流入は貴重な集客手段のひとつです。その入口を広げるために、SEO対策が必要とされています。

検索結果に表示される仕組みをざっくり理解しよう

SEO対策を考えるうえで知っておきたいのが、「検索結果の順位はどうやって決まっているのか」という点です。

例えば、A社とB社が、まったく同じテーマについて記事を書いていたとします。

このとき検索エンジンは、単純に「早く書いた方」や「会社が有名な方」を上に表示しているわけではありません。検索結果の順位は、次のようなポイントを総合的に見て判断されています。

  • 検索した言葉に対して、どれだけ内容が合っているか
  • ユーザーの疑問に、より具体的に答えているか
  • 情報量や説明の分かりやすさは十分か
  • ページ構成が整理されていて、スマホでも読みやすいか

例えば、A社の記事が「概要だけを簡単に説明している内容」だったのに対し、B社の記事が、

  • 初心者向けの説明がある
  • 具体例が書かれている
  • 理解が深まる写真が掲載されている
  • よくある疑問にも触れている

といった構成になっていた場合、検索エンジンは「B社の記事の方が、検索した人の役に立ちそうだ」と判断し、B社のページを上位に表示しやすくなります。

さらにもう一つ、順位を考えるうえで見逃せないのが、そのページが実際にどれくらい見られているか(アクセス数が多いか)という点です。

検索結果に表示されたあと、

  • よくクリックされている
  • ページをすぐに閉じず、しっかり読まれている

といったユーザーの反応が多いページは、「検索した人の満足度が高いページ」と判断されやすくなります。

つまり、同じテーマを扱っていても、「内容のわかりやすさ」と「実際にどれだけ読まれているか」の両方によって、検索結果の順位は変わってくるのです。

SEO対策とは、この仕組みを理解したうえで、「検索している人が知りたいことを、きちんと書けているか」、そして「その結果、ちゃんと読まれているか」を一つずつ見直していく取り組みだと言えます。

SEO対策は「特別なこと」ではない

SEO対策と聞くと、

  • 専門の業者に頼まないとできない
  • プログラムや難しい設定が必要
  • 自分には関係ない

と感じてしまう方も少なくありません。

しかし実際には、多くのSEO対策は「ホームページの中身を整えること」が中心です。

例えば、

  • 検索されている言葉を見出しや本文にきちんと使っているか
  • 1ページの情報量が少なすぎないか
  • 内容が古くなっていないか
  • 同じような内容のページが散らばっていないか

といった点を見直すだけでも、SEOの改善につながるケースは多くあります。

前回のコラムでご紹介した「検索ワードを知る」という作業も、SEO対策の重要な一部です。

検索ワードとSEO対策はセットで考える

SEO対策を進めるうえで、検索ワードの存在は欠かせません。

なぜなら、検索ワードは「ユーザーが今、何を知りたいのか」を直接表しているからです。

例えば、

  • よく検索されているのに、ページが存在しない
  • 検索されているが、内容が浅い
  • 違う言葉ばかり使っていて、検索ワードと噛み合っていない

こうした状態は、SEO対策の観点では「改善の余地があるポイント」と言えます。

検索ワードを確認しながら、

  • ページを追記する
  • 新しいコラムを作る
  • 表現をユーザー寄りに言い換える

といった対応を少しずつ積み重ねていくことが、SEO対策の実践につながります。

まず中小企業が意識したいSEO対策の考え方

中小企業がSEO対策を始めるときに大切なのは、「いきなり完璧を目指さない」ことです。最初から大企業と同じレベルの施策や、大規模なサイト構成を考える必要はありません。

まず意識したいのは、次の流れです。

  • 検索ワードを知る
  • 今あるページの内容を見直す
  • 足りない情報を少しずつ補う

この流れを、無理のない範囲で繰り返していくことが重要です。

また、「新しくページを作ろう」と考えたときに、「何を書けばいいか分からない」と悩む方も多いですが、難しく考える必要はありません。最初のテーマとしておすすめなのは、お客様から日常的によく聞かれる質問への回答です。

例えば、

  • よく問い合わせで聞かれる内容
  • 商談の中で毎回説明していること
  • 初めての方が不安に感じやすいポイント

こうした内容を、ひとつずつ丁寧に解説した記事は、検索する人にとっても価値が高く、SEO対策としても取り組みやすいテーマになります。特に、自社の実際の経験や現場での事例、専門的な知識を交えて書くことで、検索エンジンからも「信頼できる情報」と評価されやすくなります。

最初から「たくさんの記事を書こう」「完璧な構成を作ろう」と考える必要はありません。まずは1ページ、1記事から始めてみて、反応を見ながら少しずつ改善していく、というスモールスタートで実践する姿勢が、結果的にホームページを育てていく近道になります。

SEO対策は一度やって終わりではなく、ホームページを少しずつ育てていくための考え方だと捉えると、無理なく続けやすくなるでしょう。

まとめ

SEO対策とは、検索結果に表示されるための特別な技術ではなく、検索している人の疑問に、きちんと答えられているかを見直していく取り組みです。

前回のコラムでは「自社サイトがどんな検索ワードで検索されているのかを知ること」の重要性を、そして今回は、その検索ワードをもとに検索結果の仕組みやSEO対策の考え方を整理してきました。

検索結果の順位は、単にページを作った順番や会社の規模で決まるものではありません。検索している人にとって内容が分かりやすく、役に立ち、実際によく読まれているページが評価されやすくなります。

中小企業がSEO対策に取り組む際は、最初から完璧を目指す必要はありません。検索ワードを確認し、今あるページを見直し、足りない情報を少しずつ補っていく。この積み重ねこそが、現実的で続けやすいSEO対策です。

SEO対策は一度やって終わりではなく、ホームページを少しずつ育てていく考え方に近いものです。焦らず、できるところから一歩ずつ。検索ワードと向き合いながら、ユーザーにとって価値のあるサイトを目指していきましょう。

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