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2025.10.22
お気に入りのTシャツやチームウェアにシルク印刷でデザインを入れたあと、「洗濯しても大丈夫?」「プリントが剥がれないようにするには?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
シルク印刷は耐久性が高く、適切に扱えば長期間きれいな状態を保つことができます。この記事では、シルク印刷した衣類の正しい洗濯方法や、印刷面を傷めないための注意点、日常でできるお手入れのコツを詳しくご紹介します。
目次
シルク印刷は、インクを版のメッシュ(スクリーン)を通して生地にのせる印刷方法です。1色ごとに版を作成し、必要な部分だけにインクを押し出すことで、厚みのある発色と優れた耐久性を実現します。この工程により、摩擦や洗濯にも強く、長期間の使用に耐えられるプリントが可能となります。一般的なインクジェットプリントのように表面にインクを吹き付けるのではなく、繊維の上にしっかりと“のせる”ため、繰り返しの洗濯にも色落ちしにくいのが特徴です。
さらに、印刷後には専用の熱処理(キュアリング)を行い、インクをしっかりと硬化させます。この熱処理によってインクと生地が密着し、ひび割れや剥がれの起きにくい仕上がりになります。こうして完成したシルク印刷のTシャツやパーカーは、日常の洗濯機洗いでも十分な耐久性を発揮し、長く美しい状態を保つことができます。
ただし、どれほど丈夫な印刷でも、取り扱い方によっては剥がれ・割れ・色あせの原因になることもあります。洗濯や保管の際にほんの少し気をつけるだけで、プリントの寿命は大きく変わります。この記事の後半では、実際にシルク印刷した衣類を長持ちさせるためのコツを詳しく解説します。
シルク印刷の工程や特徴について詳しく知りたい方は、こちらのページでも解説しています。
>>シルク印刷とは

洗濯の前にまず確認したいのが、衣類の素材とプリント位置です。Tシャツやパーカーなどの生地は綿・ポリエステル・混紡などさまざまですが、素材によってインクの定着具合が少し異なります。また、プリント位置が胸や背中など平面の場合は比較的丈夫ですが、折れ曲がりやすい袖・裾部分にあると摩擦が起きやすくなります。以下のポイントを意識してみましょう。
これらの下準備を行うだけで、洗濯によるダメージを大幅に減らすことができます。シルク印刷のプリントは見た目以上に繊細な構造をしているため、「洗う前のひと手間」こそが仕上がりを長持ちさせる最大のポイントです。次に、具体的な洗濯時の注意点を見ていきましょう。

印刷した衣類をきれいに長持ちさせるには、洗い方にも細かなポイントがあります。シルク印刷のインクは厚みがある分、摩擦や温度の影響を受けやすいので、できるだけ穏やかに扱うことが大切です。以下の点を意識して洗濯すると、発色やツヤの美しさが長く続きます。
洗濯直後に印刷面を確認し、水分が残っている状態で強くこすったり折りたたんだりしないように注意してください。インクが完全に乾いていないと、表面が貼り付いたりツヤが失われる場合があります。洗濯ネットや低回転モードを上手に使えば、デザインを長く美しく保てます。

洗濯後は、乾燥の仕方にも注意が必要です。直射日光の下で長時間干すと、インクの色あせや劣化が進みやすくなります。そのため、陰干し(風通しの良い日陰)がおすすめです。自然乾燥であれば、プリント面の温度上昇も抑えられ、インクの柔軟性を保ったまま乾かすことができます。
乾燥とアイロンは、シルク印刷の寿命を大きく左右する工程です。印刷面を熱から守ることで、発色・ツヤ・質感を長期間維持できます。乾燥後はプリント面を軽く確認し、異常がなければそのまま保管に移すのが理想です。

着用後の保管方法にも注意が必要です。湿気の多い場所や高温環境では、インクの表面が柔らかくなり、ほこりや他の生地が貼りつくことがあります。プリント面が接触しないようにたたみ方を工夫するとより安心です。
このように、少しの工夫で印刷面への負担を大きく減らすことができます。特に季節の変わり目や長期保管時には、湿度と日光のコントロールが大切です。お気に入りのデザインを長く楽しむために、収納環境にも気を配りましょう。
シルク印刷はTシャツだけでなく、パーカーやトレーナー、ブルゾンなど、さまざまな素材の衣類に対応できます。インクを厚くのせることで発色が良く、繰り返しの洗濯でも色落ちしにくいのが特徴です。用途に合わせたインクの選定が可能で、チームウェアやイベントTシャツ、企業ユニフォームなど幅広いシーンで活用されています。ここでは、当サイトで実際に製作した衣類印刷の事例をご紹介します。
バンクール様よりご依頼いただいた、黒のTシャツに躍動感のあるデザインをシルク印刷で表現した事例です。生地の厚みに合わせてインク量を最適化し、細部までくっきりと再現しています。発色の良さと耐久性のバランスに優れ、長く使用可能な仕上がりです。

マラソンチームである倶楽部薩長様よりご依頼いただき、ユニフォーム用Tシャツを製作した事例です。ドライメッシュTシャツに蛍光オレンジ色で印刷しています。鮮やかなカラーでもムラのない均一な仕上がりを実現し、シルク印刷ならではの厚みと発色の良さが感じられます。繰り返しの洗濯にも強く、長期間の着用でもデザインがくっきりと保たれます。

大南バレーボールクラブ様よりご依頼いただき、黒のパーカーに金色でロゴを印刷した事例です。厚手の生地にも負けないしっかりとしたインクの乗りで、屋外での使用や頻繁な洗濯にも耐えられる仕様に仕上げています。スポーツチームやスクールウェアなど、アクティブなシーンにもおすすめの印刷方法です。

これらの事例はすべて、繰り返し洗濯しても色あせにくく、長く愛用できる仕上がりを実現しています。
印刷面を丁寧に扱うことで、美しいデザインを保ちつつ快適に着用できます。
シルク印刷の衣類は、適切な取り扱いをすれば長く美しい状態を保てる、非常に丈夫な印刷方法です。インクが生地の上にしっかりと乗ることで、摩耗や洗濯に強く、発色やツヤが長期間持続します。
ただし、どんなに丈夫な印刷でも「洗濯前のひと手間」や「乾燥時の温度管理」など、日常のお手入れが仕上がりを左右します。裏返して洗う・中性洗剤を使う・陰干しするといった基本を意識するだけで、印刷面の劣化を大幅に防ぐことができます。
当サイトでは、素材ごとに最適なインクや印刷条件を選定し、繰り返しの洗濯にも耐える高品質な仕上がりを追求しています。オリジナルTシャツやパーカーを製作される際は、「デザインの美しさ」とともに印刷の強さにもぜひ注目してみてください。
長く愛用できるウェアを通して、チームやブランドの思いを末永く残すお手伝いをいたします。また、布・衣服への印刷方法については、以下のページでも詳しくご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。
>>布によってプリント方法が変わる?
>>服にプリントするには?代表的な印刷方法を徹底解説