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ステンレスは、どんな金属?

2025.04.02

ステンレスは、私たちの生活に密接に関わっている金属素材のひとつです。家庭の中のキッチン用品から、ビルや設備の外装、産業機器、そして看板や銘板などの印刷物にまで幅広く使用されています。

しかし、「ステンレスとはどんな金属なのか?」「どんな特徴があるのか?」と聞かれると、意外と明確に答えられない方も多いかもしれません。本記事では、ステンレスの基本的な性質から具体的な使用例、さらには代替素材や印刷方法まで、詳しくご紹介していきます。

ステンレスは、どんな金属?

ステンレスとは、「さびにくい鋼(鉄)」を意味する合金です。鉄にクロムを10.5%以上加えることで、表面に「不動態皮膜」と呼ばれる薄い保護膜が形成され、これが酸化や腐食から素材を守る仕組みになっています。

ステンレスにはいくつかの種類がありますが、主に以下の3系統に分類されます。

  • SUS304(オーステナイト系):最も一般的なステンレスで、家庭用品や建築部材など幅広く使用されています。耐食性と加工性に優れています。
  • SUS430(フェライト系):磁性があるタイプで、電化製品の裏側や装飾パネルなどによく使われます。コスト面で有利です。
  • SUS316:耐塩性・耐酸性が求められる環境(沿岸部や化学プラントなど)で使用される高耐食性のステンレスです。

ステンレスの主な特徴

ステンレスには、他の金属にはない独自の特徴がいくつかあります。以下に代表的な性質を挙げます。

  • 耐食性:空気や水にさらされても錆びにくく、長期間の使用にも耐えられます。海沿いの地域や湿度の高い場所でも安心して使用可能です。
  • 美しい外観:金属特有の光沢があり、高級感を演出できます。鏡面仕上げやヘアライン仕上げなど、表面処理のバリエーションも豊富です。
  • 強度と靭性:機械的な強さがありながら、衝撃に対してもある程度の柔軟性があるため、割れにくく加工もしやすいという特徴があります。
  • 衛生性:汚れが付きにくく、洗浄性も高いため、医療・食品分野など衛生管理が重要な場面でも広く採用されています。
  • 耐熱性:高温でも変形しにくく、火や熱に強いため、厨房機器や熱交換器などにも使われています。

これらの特徴により、ステンレスはさまざまな用途に適しており、機能性・耐久性・見た目のすべてをバランスよく兼ね備えた素材と言えます。

ステンレス

ステンレスは何に使われる?

ステンレスはその特性を活かして、さまざまな分野で活躍しています。ここでは用途を2つの視点から紹介します。

一般的な用途

  • キッチン・家庭用品:シンク、鍋、包丁、水筒など。ステンレスは錆びにくく清潔に保てるため、調理器具や飲料容器などに最適です。熱にも強く、食材の衛生管理が求められるキッチン回りでは欠かせない素材です。また、洗剤や水に強いことから、長く美しい状態を維持できる点もメリットです。
  • 建築・設備:手すり、外壁材、エレベーター、サッシなどに使われます。耐候性や強度、メンテナンス性に優れており、外観の美しさを保ちつつ機能性も高いことから、公共施設や商業ビル、マンションなどさまざまな建物で採用されています。デザイン性と実用性の両立が評価されています。
  • 医療・化学:手術器具、実験装置、配管などに活用されます。ステンレスは耐薬品性が高く、洗浄・滅菌処理にも耐えられるため、衛生管理が極めて重要な医療現場や研究施設でも信頼されている素材です。腐食しにくく、長期間にわたって安全に使用できます。
  • 自動車・輸送機器:マフラー、排気管、内装部品などに使用されます。高温にさらされる部分でも耐久性があり、腐食にも強いため、車両の寿命延長や軽量化にも貢献します。また、近年はEV(電気自動車)や航空機などでもステンレス部品の使用が進んでいます。

看板などの印刷用途

ステンレスは、その高い耐久性と美しい質感から、各種表示板や案内物への印刷素材としても多く採用されています。屋外環境に強く、長期間劣化しにくいため、公共性の高い施設や業務用の掲示物に適しており、印刷内容の視認性や信頼感を重視するシーンで特に重宝されています。

  • 看板:企業の社名看板や工事現場の管理看板などに使用されます。屋外に長期間設置されてもサビや色あせが少なく、美観を保ち続けられるのが大きな利点です。文字やロゴをはっきり印刷できるため、視認性にも優れています。
  • 銘板:製品の仕様や管理情報を記載するプレートとして、機械設備や建築物に取り付けられています。シリアル番号や製造年月、警告表示などを明記するため、耐摩耗性・耐水性が求められる場面においてステンレスは最適な素材です。
  • 表札:個人住宅やオフィスビルなどの入口に設置されることが多く、高級感と耐候性が求められるアイテムです。ステンレスならではの上品な光沢と重厚感があり、長く使っても劣化しにくいため、屋外の使用にぴったりです。
  • 案内プレート:施設内の案内板やフロア表示などにも使われています。人目に付きやすく、誤認を避けるためには視認性が非常に重要です。印刷によってカラフルなデザインも可能で、デザイン性と耐久性の両立が可能です。

ステンレスの代替素材として使われるもの

ステンレスは高性能な金属ですが、その分コストも高めです。そのため、使用目的や予算に応じて他の素材が選ばれるケースも少なくありません。

特に印刷物や看板製作においては、次のような代替素材がよく使用されています。

  • アルミ複合板(アルポリ):軽量で加工しやすく、価格も抑えられているため、ステンレスの代替として非常に人気があります。見た目をステンレス調に仕上げることも可能です。
  • アルミ板:軽量かつ耐久性に優れた金属で、曲げ加工や穴あけなどがしやすく、屋外用途にも対応できます。
  • 樹脂板(塩ビ板など):屋内や短期利用の看板に適しています。印刷がしやすく、コストも抑えられますが、耐候性にはやや劣ります。

用途に応じて最適な素材を選定することで、コストと性能のバランスを取りながら効果的な掲示物を製作できます。

上記でご紹介したアルミ複合板については、他にもご紹介記事がございますので、こちらもぜひご覧ください。
>>アルポリとは?万能素材を徹底解説!
>>アルミ複合板に直接印刷する方法

ステンレスへの印刷方法

ステンレスについて詳しくご紹介してまいりましたが、ステンレスに印刷を施すにはどのような方法があるのでしょうか。この章では、ステンレスに印刷可能な代表的な3つの印刷方法をご紹介し、それぞれの違いや特徴などを詳しく解説します。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、インクを版のメッシュ(スクリーン)を通して素材に転写する印刷方法です。あらかじめ製版を行い、必要な箇所にだけインクが通るように調整されたスクリーンを使って、ゴム製のスキージ(ヘラ)でインクを押し出します。金属への印刷には、専用のインクと下処理を行うことで、ステンレス表面にも密着性の高い仕上がりを実現できます。

メリット:他の印刷方法に比べて、インクの膜厚をしっかり確保できるため、色が鮮やかで視認性が高い仕上がりになります。また、耐候性・耐水性にも優れており、雨風や紫外線にさらされる屋外看板や銘板などに最適です。大量ロットにも対応しやすく、同じ版を使って効率的に印刷できるため、枚数が多い場合はコストパフォーマンスも高くなります。

デメリット:一方で、写真や複雑なグラデーションの表現には不向きで、色ごとに製版が必要となるため多色印刷には手間がかかります。デザインの自由度はある程度制限される点と、小ロットでは製版コストが割高になる点に注意が必要です。また、印刷後の乾燥や硬化処理に時間がかかる場合があります。

シルク印刷については以下ページもご覧ください。印刷工程を写真付きでご紹介しています。
>>シルク印刷について

UVインクジェット印刷

UVインクジェット印刷は、インクを直接素材に吹き付けながら、同時に紫外線(UV)を照射して瞬時に硬化させる印刷方式です。紙やプラスチックだけでなく、ステンレスのような金属にも対応可能なため、幅広い素材にフルカラーでダイレクト印刷ができます。製版が不要なため、1枚からでも効率よく製作できるのが特徴です。

メリット:最も大きな利点は、写真やグラデーションを含む細かいデザインをそのまま再現できることです。カラーバリエーションも豊富で、ロゴやイラストを正確に印刷する必要があるプレートや案内板に向いています。製版工程がないため、試作品や小ロット印刷にもスピーディーに対応でき、納期短縮にもつながります。

デメリット:一方で、インクの定着力が素材や表面処理の状態によって左右されるため、屋外で使用する際はトップコートや保護フィルムによる補強が推奨されます。インクの膜厚が薄いため、長期的に見ると摩耗やキズに弱いケースもあります。また、素材によっては表面処理を事前に行わないと印刷がはがれやすくなることもあるため、事前確認が重要です。

レーザー彫刻(マーキング)

レーザー彫刻は、レーザー光をステンレスの表面に照射して熱を加え、表面を物理的に焼き付ける、あるいは削ることで図柄や文字を表現する加工方法です。彫刻の深さや焦げ具合によって印字の濃淡を調整でき、インクを使わずに加工が行えるため、非常に高い耐久性を持ちます。工業製品や設備の識別表示など、機能性が重視される場面に適しています。

メリット:印刷面が摩耗や劣化に極めて強く、長期間にわたって視認性を維持できます。雨や紫外線、化学薬品にも影響されにくいため、過酷な環境下での使用に非常に適しています。印刷というより「刻印」に近いため、製品番号やバーコードなどの機械読み取り用情報にも利用されます。

デメリット:色の再現性がなく、基本的には素材本来の色合い(黒・茶・白っぽい変色)だけで表現されるため、カラフルなロゴやイラストには対応できません。デザイン性よりも耐久性や識別性を優先する場面に限られる傾向があります。また、加工にはレーザー設備が必要で、加工範囲や解像度にも制限があります。

印刷方法の比較表

以下の表では、シルクスクリーン印刷・UVインクジェット印刷・レーザー彫刻の特徴や適性を比較しています。用途や印刷内容、設置環境に応じて最適な手法を選ぶ参考にしてください。

印刷方法 主な特徴 カラー表現 耐久性 向いている用途
シルクスクリーン印刷 インクを厚くのせるため発色が良く、耐候性・耐摩耗性に優れる。大量印刷にも対応。 単色~特色まで対応(グラデーションは不可) ◎(屋外でも長期使用可能) 屋外看板、管理銘板、表示プレート、大ロット製作
UVインクジェット印刷 フルカラー印刷が可能で、写真やグラデーションの再現性が高い。製版不要。 フルカラー(写真・グラデ対応) ○(保護コート推奨) 案内板、室内表示、小ロット製品、試作
レーザー彫刻 インク不使用で高耐久。刻印として文字や番号などの識別に最適。 不可(素材色の濃淡のみ) ◎(摩耗・薬品・屋外に強い) 機械銘板、設備ラベル、識別タグ、工業用プレート

ステンレスのシルク印刷事例

当社では、ステンレス素材にシルクスクリーン印刷を施した看板や銘板などの製作を多数行っています。この章では、実際に製作した事例をご紹介しています。

屋外設置に耐えうる耐久性と、落ち着きのある仕上がりをぜひご覧ください。

銘板の製作事例(チャコールグレー)

ステンレスにシルク印刷を施した銘板の製作事例です。こちらの看板は、チャコールグレー1色で印刷しています。レーザー彫刻ではインクを使用しないため、素材の色だけで文字などを表現しなければなりませんが、シルク印刷であれば写真のようにカラーを選んで印刷が可能です。発色が良い為、視認性の高い銘板に仕上げることができます。

ステンレス_管理看板(三和商事(株)様)製作事例

ステンレス_管理看板(三和商事(株)様)製作事例

銘板の製作事例

こちらもステンレスにシルク印刷を施した銘板の製作事例です。こちらは、主に不動産会社様が自社管理物件に設置する管理看板です。このように屋外で常設する場合は、耐候性・耐水性に優れたシルク印刷が最適です。ただ、小ロットの場合はコストが高くなってしまうため、まとまった数量や大ロットをご希望の場合におすすめです。

ステンレス_管理看板製作事例

銘板印刷については他にもご紹介記事がございますので、併せてご覧ください。
>>銘板印刷には、シルクスクリーン印刷!【屋外使用に最適】

まとめ

ステンレスは、その優れた耐食性や耐久性、洗練された見た目など、多くの魅力を兼ね備えた金属素材です。キッチン用品や建築部材から、屋外看板や銘板といった表示物にまで幅広く活用されており、まさに私たちの生活に欠かせない存在となっています。

一方で、使用目的や予算、設置場所によっては、アルミ複合板やアルミ板、樹脂板などの素材が選ばれるケースもあります。各素材の特徴を正しく理解したうえで、最適な選択をすることが重要です。

また、ステンレスに印刷を施す際には、シルクスクリーン印刷、UVインクジェット印刷、レーザー彫刻といった方法があり、それぞれに適した用途があります。印刷の仕上がりや耐久性は、選ぶ方法によって大きく異なりますので、用途やご希望の表現に応じた方法を検討しましょう。

当サイトでは、ステンレス素材へのシルク印刷をはじめとする各種印刷方法に対応しており、多数の製作実績がございます。看板や銘板など、ステンレスへの印刷をご検討中の方は、お気軽にご相談・お見積りをご依頼ください。

製作事例は以下ページよりご覧いただけます。
>>印刷事例はこちら