コラム

お見積りのご依頼 入稿データ事前チェック

印刷事例のご紹介

よくあるご質問一覧はこちら

  • 商品の送り状番号は教えてもらえますか?

    発送時に送り状番号をお知らせします。

  • 商品が届きません。

    納品予定日を過ぎても商品が到着しない場合、カスタマーサポートセンター(093-381-3939)へご連絡ください。至急お調べしてご連絡いたします。商品は宅配委託業者を通じて配送されますが、交通事情などの都合によりお届けが予定より遅れる場合がございますのでご了承ください。

会社概要

  • グランド印刷株式会社

    〒800-0064
    北九州市門司区松原1丁目2-5

    093-381-3939

  • 第2工場

    〒800-0064
    北九州市門司区松原1丁目5-6

  • 福岡支店

    〒812-0016
    福岡市博多区博多駅南4丁目20-17

  • 東京支店

    東京都中央区日本橋大伝馬町11-10 エディビル2F

お見積りのご依頼 入稿データ事前チェック

シルク印刷は何色までできる?色数の上限と選び方のポイント

2026.01.20

「シルク印刷って、何色まで印刷できるの?」
これは、シルク印刷を検討している企業担当者の方からよくいただく質問のひとつです。

名入れグッズやウェア、看板、販促ツールなど、ロゴやデザインをシルク印刷で表現したいと考えたとき、色数の制限や考え方を正しく理解しておくことはとても重要です。

本記事では、「シルク印刷は何色まで印刷できるのか?」という疑問に答えながら、色数の考え方、注意点、グラデーションや4色分解との違いについてもわかりやすく解説します。

シルク印刷は何色まで印刷できる?

シルク印刷について調べていると、「何色まで印刷できるのか?」という疑問を持つ方は少なくありません。結論からお伝えすると、シルク印刷には理論上の色数制限はありません。

版を作成できる色であれば、何色でも重ねて印刷すること自体は可能です。ただし、ここで注意したいのは、「技術的に可能=実務的に適している」わけではない、という点です。

シルク印刷では1色につき1版を作成し、その色ごとに刷り工程を重ねていくという仕組みを取ります。色数が増えるほど、版の枚数、刷り回数、位置合わせ(見当合わせ)の精度管理が必要になり、制作工程は一気に複雑になります。

そのため、シルク印刷では「何色までできるか」よりも、「どこまでが現実的で、目的に合っているか」という視点で色数を考えることが重要です。特に企業ロゴやサインなど、仕上がりの安定性や再現性が求められる制作物では、色数を抑えた設計が選ばれるケースが多くなります。

シルク印刷_インク調合

なお、シルク印刷の工程については以下のページで詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。
>>シルク印刷とは

一般的なシルク印刷の色数目安

では、実際の現場ではどの程度の色数が使われているのでしょうか。シルク印刷でよく採用される色数の目安は、以下のようなイメージです。

  • 1色印刷:ロゴ・文字中心。最もシンプルで、コスト・納期ともに安定しやすい
  • 2〜3色印刷:企業ロゴやマークで多い構成。視認性と表現力のバランスが良い
  • 4色以上:デザイン性は高まるが、工程管理・色ズレ対策が重要になる

特に企業ロゴやブランドマークでは、「色をたくさん使う」ことよりも、「ブランドカラーを正確に、安定して再現する」ことが重視されます。そのため、1〜3色程度の特色印刷が選ばれるケースが非常に多く見られます。

色数を増やせば表現の幅は広がりますが、その分コストや管理難易度も上がります。「見た目」「用途」「数量」「予算」のバランスを考えながら色数を設計することが、シルク印刷では重要なポイントになります。

シルク印刷における色数の考え方や、仕上がり・費用への影響については、以下のコラムでも詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
>>シルク印刷の色数とは?仕上がりや費用への影響・製作事例も紹介

色数が増えると何が変わる?

シルク印刷では、色数が増えるほど表現の幅が広がる一方で、制作面・品質面で考慮すべきポイントも増えていきます。「何色まで使えるか」だけで判断するのではなく、色数が増えることで何が変わるのかを理解しておくことが、後悔しない印刷発注につながります。

工程・コストへの影響

シルク印刷は1色につき1版を作成し、1色ずつ刷り重ねる印刷方式です。そのため、色数が1色増えるごとに、版の作成・刷り工程・乾燥工程が追加されます。

結果として、色数が増えるほど制作工数が増え、コストや納期にも影響が出やすくなります。特に数量が多い場合は、色数の違いが全体コストに大きく影響するケースもあります。

色ズレ(見当ズレ)・品質管理の難易度

多色印刷になるほど重要になるのが、色ごとの位置合わせ(見当合わせ)です。1色印刷では起こりにくいわずかなズレも、3色・4色と重なることで視認できるズレとして現れる可能性があります。

特に細い線・小さな文字・輪郭が重なるロゴデザインでは、色数が増えるほど管理難易度が高くなる点を理解しておく必要があります。

データ設計・デザイン面での注意点

色数が多いデザインほど、印刷用データの設計も重要になります。「この色は本当に分ける必要があるか」「1色にまとめられないか」といった視点で整理することで、
仕上がりの安定性とコストのバランスを取りやすくなります。

補足|グラデーション・4色分解という考え方

シルク印刷は基本的にベタ色・くっきりした表現を得意とする印刷方式です。そのため、なめらかなグラデーション表現は通常の特色印刷では不向きとされています。

一方で、写真や多色表現を行う方法として「4色分解」という手法があります。これはCMYKの4色を使って網点で表現する高度な印刷方法で、通常の色数設計とは考え方が異なります。

グラデーションや4色分解については、それぞれ以下のコラムで詳しく解説していますので、必要に応じてご確認ください。

>>シルク印刷でグラデーションはできる?
>>シルク印刷の4色分解とは?写真表現ができる仕組みと注意点を徹底解説

色数別に見るシルク印刷の仕上がりイメージ

シルク印刷では、色数によって仕上がりの印象や向いている用途が変わります。ここでは「1色・2色・3色・4色」という代表的な色数ごとに、実際の製作事例を交えながら、仕上がりの特徴をご紹介します。色数選びの参考としてご覧ください。

1色印刷|シンプルで視認性を重視した仕上がり

1色印刷は、ロゴや文字をもっともシンプルに、かつはっきりと見せたい場合に適した構成です。色ブレが起きにくく、工程も安定しやすいため、コストや納期を抑えたい制作物にも向いています。医療・スポーツ備品など、実用性を重視するアイテムでは、1色印刷が選ばれるケースも多く見られます。

(株)ケッズトレーナー様_シルク印刷折りたたみベッド事例

>>この事例の詳細はこちら

2色印刷|ロゴの構成要素を分かりやすく表現

2色印刷は、ロゴの文字とマークを色分けしたい場合や、視認性を高めたい看板・サイン類でよく採用されます。配色にメリハリが出ることで、遠くからでも内容が伝わりやすくなり、案内表示や注意喚起用途にも適しています。シンプルさと情報量のバランスが取りやすい点が特長です。

シルク印刷看板事例_月極駐車場の看板

>>この事例の詳細はこちら

3色印刷|ブランドカラーを活かした表現が可能

3色印刷になると、企業ロゴやブランドロゴの配色をより忠実に再現しやすくなります。複数のブランドカラーを持つロゴでも、特色を使うことで色の再現性を保ちながら表現できる点がシルク印刷の強みです。アパレルやチームウェアなど、見た目の印象も重視したい制作物で選ばれることが多い構成です。

バンクール様_Tシャツシルク印刷事例

>>この事例の詳細はこちら

4色印刷|デザイン性を高めたい場合の選択肢

4色以上の印刷では、表現の幅が広がり、よりデザイン性の高い仕上がりが可能になります。ただし、色数が増える分、版数や工程管理の難易度も上がるため、ロゴの形状やサイズ、使用シーンを踏まえた設計が重要です。スタッフユニフォームやイベント用途など、見栄えを重視したアイテムで採用されるケースがあります。

Tシャツ_シルク印刷事例

>>この事例の詳細はこちら

このように、シルク印刷では色数によって仕上がりの印象や適した用途が大きく変わります。色数を増やすことで表現力は高まりますが、その分コストや管理の難易度も影響を受けます。目的や使用シーンを整理したうえで、最適な色数を検討することが大切です。

まとめ|シルク印刷の色数は「目的から逆算して考える」

シルク印刷は、理論上は色数に明確な上限がある印刷方式ではありません。版を作成できる色であれば、複数の色を重ねて印刷すること自体は可能です。

しかし実際の製作現場では、「何色まで刷れるか」よりも、「その制作物にとって何色が適しているか」という視点が重要になります。色数が増えるほど表現の幅は広がる一方で、工程・コスト・品質管理の難易度も上がるため、目的に合わない色数設計はかえって仕上がりや進行の負担になることもあります。

企業ロゴや文字をくっきり見せたい場合は、1〜3色程度の特色印刷が選ばれるケースが多く、ブランドカラーの再現性や安定性を重視する制作物と相性が良い傾向があります。一方で、写真表現や多色表現を求める場合には、4色分解など別の考え方が必要になることも理解しておきたいポイントです。

色数ごとの仕上がりイメージや事例を見比べることで、「どの程度の色数が適切か」は判断しやすくなります。色数に迷った際は、まず「どんな見せ方をしたいのか」「どのような用途で使うのか」を整理し、その目的に合った色数・表現方法を検討することが、納得感のある印刷発注につながります。