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シルク印刷とUV印刷の違いとは?

2026.01.20

印刷物を発注しようと調べ始めたときに、「シルク印刷」と「UV印刷」という2つの印刷方法を目にする方は多いのではないでしょうか。

どちらも業務用印刷として幅広く使われている印刷方式ですが、仕組み・仕上がり・向いている素材や用途には明確な違いがあります。

本記事では、シルク印刷とUV印刷の違いを「印刷方式」「メリット・デメリット」「素材別のおすすめ」という観点で整理し、最後に比較表で分かりやすくまとめます。さらに後半では、シルク印刷特化サイトとして、事例紹介を行う際の考え方(どんな写真を選ぶと伝わりやすいか)も解説します。

シルク印刷とは?(スクリーン印刷)

シルク印刷(スクリーン印刷)は、版(スクリーン)を使ってインクを刷り込む印刷方法です。版の上からスキージと呼ばれるヘラでインクを押し出し、インクが通過できる部分だけにインクを転写します。

Tシャツやトートバッグなどの布製品だけでなく、アクリル・ガラス・金属・プラスチックまで、非常に幅広い素材に対応できるのが特長です。

シルク印刷のメリット

  • インク膜が厚く、発色が良い
    インクを刷り込む印刷方法のため、色に厚みが出やすく、ベタ面やロゴがはっきりとした仕上がりになります。
  • 下地の影響を受けにくく、濃色素材にも対応しやすい
    黒や濃色の素材に対しても白インクや特色をしっかり発色させることができ、視認性が求められる印刷物に向いています。
  • 耐久性が高く、擦れ・屋外使用に強い
    インクの密着性が高いため、長期間使用する業務用印刷物や屋外用途にも適しています。
  • 特殊インク(金・銀・蛍光など)が使える
    フルカラー印刷では再現しにくい特色表現が可能で、質感や存在感を重視したデザインに向いています。

シルク印刷のデメリット

  • 版が必要なため、小ロットでは割高になることがある
    印刷前に版を作成する工程があるため、少量印刷の場合はコストが上がりやすくなります。
  • フルカラー表現は工程が増え、コストが上がりやすい
    色数ごとに版が必要となるため、写真やグラデーション中心のデザインには不向きな場合があります。
  • デザイン変更が頻繁な案件には不向き
    版の作り直しが必要になるため、短期間で内容が変わる印刷物には向いていません。

UV印刷とは?

UV印刷は、紫外線(UV)で瞬時に硬化するインクを使用する印刷方法です。インクを吐出した直後にUVライトを照射し、インクを固めながら印刷を行います。

近年はフラットベッドタイプのUVプリンターが普及し、アクリル板・塩ビ板・木材などへのダイレクト印刷も増えています。特に、フルカラーや写真表現と相性が良いのが特長です。

UV印刷のメリット

  • 版が不要で、少量・多品種に向いている
    データから直接印刷できるため、試作や小ロット案件でも比較的導入しやすい印刷方法です。
  • フルカラー・写真表現が得意
    グラデーションや写真データをそのまま表現しやすく、ビジュアル重視の印刷物に向いています。
  • データ入稿から印刷までのスピードが早い
    版作成工程が不要なため、短納期対応が求められる案件に適しています。
  • グラデーションや細かい表現がしやすい
    色の階調や細部の再現性が高く、デザインの自由度が高い点が特長です。

UV印刷のデメリット

  • インク膜が薄く、発色が素材に左右されやすい
    下地の色や素材感の影響を受けやすく、濃色素材では色が沈んで見える場合があります。
  • 摩擦や曲げに弱い場合がある
    用途や素材によっては、擦れや折り曲げに注意が必要です。
  • 素材によっては密着性の確認が重要
    素材との相性によっては、事前のテスト印刷が推奨されます。
  • 屋外の長期使用には向かないケースがある
    長期間の屋外設置では、耐候性の観点から注意が必要です。

素材・用途別|どちらの印刷方法がおすすめ?

印刷方法は「どちらが優れているか」ではなく、用途・素材・求める仕上がりに合わせて選ぶことが重要です。

シルク印刷がおすすめなケース

  • 布製品(Tシャツ・バッグ・ブルゾンなど)
    繊維にインクを刷り込むため、ロゴや文字がくっきり見えやすく、ユニフォームやノベルティなど実用シーンで使われるアイテムに向いています。
  • アクリル・ガラス・金属など、耐久性が求められる素材
    素材に対するインクの密着性を確保しやすく、擦れや摩耗が心配な用途でも仕上がりが安定しやすいのが特長です。
  • 屋外掲示物など、長期間使用する製品
    長く掲示するサインや表示物では、発色や印刷面の耐久性が重要になります。シルク印刷は長期使用が前提の印刷物で選ばれることが多い印刷方式です。
  • 金・銀など、特色を使いたい場合
    フルカラー印刷だけでは表現しにくい「金・銀の質感」を出しやすく、見た目の印象や高級感を高めたいときに適しています。
  • 企業ロゴ・社名・マークをくっきり見せたいとき
    ベタ面や輪郭のシャープさを出しやすく、企業ロゴの再現性や視認性を重視する印刷物に向いています。

UV印刷がおすすめなケース

  • 写真・グラデーション重視のデザイン
    写真データや階調表現をそのまま再現しやすく、ビジュアルを重視した印刷物に適しています。
  • 小ロット・短納期の案件
    版を作らずにデータから直接印刷できるため、少量でも進めやすく、急ぎの案件にも対応しやすいのが特長です。
  • デザイン変更が頻繁にある案件
    文字や内容の差し替えが発生しても、データを更新して印刷できるため、更新頻度の高い制作物に向いています。

迷ったときは、「何を最優先にしたいか」を整理するのがおすすめです。たとえば長期使用や耐久性を重視するならシルク印刷、写真表現や短納期を重視するならUV印刷というように、目的から逆算すると選びやすくなります。

シルク印刷とUV印刷の違い【比較表】

ここまで解説してきた内容をもとに、シルク印刷とUV印刷の違いを項目別に整理します。文章で読むと分かりにくかったポイントも、比較表で見ることでそれぞれの特長と向き・不向きが把握しやすくなります。

項目 シルク印刷 UV印刷
印刷方式 版(スクリーン)を使い、インクを素材に刷り込む印刷方法。インクを物理的に乗せるため、仕上がりに厚みが出やすい。 UV硬化インクを直接吐出し、紫外線で瞬時に固めながら印刷する方式。データから直接印刷できる。
版の有無 必要。色数やデザインごとに版を作成するため、事前準備が発生する。 不要。版を作らずに印刷できるため、データ修正や差し替えに柔軟。
発色・見え方 インク膜が厚く、色に力強さが出やすい。濃色素材でも白や特色がはっきり見える。 素材の色や質感の影響を受けやすく、下地によっては色が沈んで見えることがある。
耐久性 インクの密着性が高く、擦れや屋外使用など長期間の使用に向いている。 用途や素材によっては摩擦や曲げに注意が必要で、長期屋外使用には条件確認が重要。
フルカラー表現 可能だが色数分の工程が必要になるため、コストや工期が増えやすい。 得意。写真やグラデーションをそのまま再現しやすい。
小ロット対応 版代がかかるため、少量印刷では割高になる場合がある。 少量・多品種でも進めやすく、試作や短納期案件に向いている。
特色・質感表現 金・銀・蛍光など、インクそのものの質感を活かした表現が可能。 基本はフルカラー中心で、特色や金属感の表現には向かない。
主な用途 業務用印刷物、看板、ユニフォーム、長期使用前提の表示物など。 写真パネル、短期展示、内容変更が多い印刷物など。

このように比較すると、両者は競合する印刷方法というよりも、用途や条件によって使い分けるべき印刷方法であることが分かります。次の章では、シルク印刷ならではの強みが伝わる実際の事例をご紹介します。

シルク印刷の事例紹介|UV印刷との違いが伝わる実例

ここでは、「シルク印刷とUV印刷の違い」をテーマに、UV印刷と比較したときにシルク印刷の強みが分かりやすい事例をピックアップしてご紹介します。

濃色素材 × 白インクがはっきり分かる事例

濃色素材に対する白インクの発色は、シルク印刷の代表的な特長のひとつです。UV印刷では下地の影響を受けやすい条件でも、シルク印刷なら白をくっきりと表現できます。

こちらは、スタッフユニフォームとしてもおすすめの前掛けにシルク印刷を施した事例です。濃色生地の上でも白文字が明瞭に読み取れ、視認性と実用性の両立が求められる用途に適しています。

前掛け_シルク印刷事例

>>事例詳細はこちら

金・銀・特色インクを使った事例

金・銀などの特色インク表現は、フルカラー印刷が前提となるUV印刷では再現が難しいポイントです。シルク印刷では、インクそのものの質感を活かした表現が可能です。

こちらのパーカー製作事例では、特色インクを使用することで、チームロゴに存在感と高級感を持たせています。スポーツチームのユニフォームやアパレル用途など、デザイン性と耐久性の両方が求められる場面に適した印刷方法です。

大南バレーボールクラブ様_シルク印刷パーカー事例

>>事例詳細はこちら

耐久性が想像できる業務用・長期使用の事例

屋外設置や長期間の使用が前提となる印刷物では、耐久性の高さが重要な判断基準になります。

こちらは、神社に設置される掲示板(木板)にシルク印刷を施した事例です。風雨にさらされる環境でも使用されるため、インクの密着性や耐久性が求められます。このような用途では、シルク印刷の特長が活かされます。

星田妙見宮様_シルク印刷木板事例

>>事例詳細はこちら

対応素材の広さが伝わる事例

シルク印刷は、対応できる素材の幅が広い点も大きな強みです。UV印刷だけでは説明しきれない素材への対応力が、用途の選択肢を広げます。

まずこちらは、アクリルプレートへのシルク印刷事例です。透明素材に対してもインクの発色や仕上がりを安定させやすく、案内表示やサイン用途に多く採用されています。

(株)トムラデザイン様_シルク印刷アクリルプレート事例

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また、ステンレス板を使用した管理看板・銘板の事例では、金属素材への印刷対応と耐久性が求められます。工場・施設・管理用途など、業務用印刷物としての実用性が重視されるケースです。

シルク印刷銘板事例_管理看板

>>事例詳細はこちら

まとめ|違いを理解して、最適な印刷方法を選ぶ

シルク印刷とUV印刷は、どちらも業務用印刷の現場で広く使われている印刷方法ですが、仕組みや特性は大きく異なります。そのため「どちらが優れているか」で判断するのではなく、用途や条件に応じて適切に使い分けることが重要です。

写真やグラデーションを重視したデザイン、小ロット・短納期の案件ではUV印刷が適している一方で、濃色素材への印刷や金・銀といった特色表現、屋外設置や長期使用が前提となる印刷物では、シルク印刷の強みが発揮されます。

特に発色の良さ・耐久性・対応素材の幅広さを重視する場合、シルク印刷は今なお欠かせない印刷方式です。実際の使用環境や求める仕上がりを具体的にイメージしながら印刷方法を選ぶことで、完成後の満足度も大きく変わってきます。

本サイトでは、シルク印刷ならではの特長を活かした多様な事例をご紹介しています。印刷方法選びで迷った際は、ぜひ実例も参考にしながら、最適な方法をご検討ください。