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【マグネットシート印刷】印刷方法と主な用途

2024.11.12

マグネットシートとは?

マグネットシートは、柔軟な磁性体素材を使用しており、金属面に容易に貼り付けられる特性を持つシートです。広告や案内表示、イベントでの一時的な利用に適しており、車両や店舗の看板、工事現場など、さまざまな用途で活用されています。

特に耐久性と耐候性が優れているため、屋外での使用にも適しています。また、取り外しや再設置が簡単なため、短期間のキャンペーンや季節ごとのデザイン変更、展示会などにも最適です。たとえば、イベントのロゴを車両に貼り付けたり、企業のロゴを利用して走行中の宣伝としても利用できます。シーズンごとのデザインや告知内容の変更も、マグネットシートならコストを抑えて実現可能です。

マグネットシート

マグネットシートのメリット・デメリット

マグネットシートは、広告や案内表示、日常的なメモ用途まで幅広く使われていますが、その特性には利点もあれば注意点もあります。ここでは、マグネットシートのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット

  • 簡単に取り付け・取り外しができる: マグネットシートは金属面に簡単に貼り付けたり剥がしたりできるため、頻繁に取り外しが必要な場面でも便利に利用できます。
  • 繰り返し使用が可能: マグネット自体に粘着剤を使っていないため、何度でも繰り返し使えるのが大きな魅力です。必要なときだけ取り付けて、不要になれば外して保管できます。
  • デザインの自由度が高い: 印刷方法によって多彩なデザインが施せるため、用途や企業イメージに合わせたカスタマイズが容易です。
  • 耐久性が高く長持ちする: 特にシルクスクリーン印刷を使うと、インクの耐候性が強化され、屋外での使用でも長期間使用可能です。

デメリット

  • 風や振動で外れる可能性がある: 強風の影響を受けやすい場所では、マグネットシートが外れるリスクがあります。屋外での使用では、しっかりとした貼り付けが必要です。
  • 温度や湿気の影響を受けやすい: 極端な高温や湿気の多い環境では、磁力が低下したり、シートが変形することがあります。そのため、過酷な環境下での使用は避けた方が良い場合もあります。
  • 金属以外の表面には使えない: マグネットシートは金属面でしか利用できないため、木材やガラス面には貼り付けられません。用途や設置場所の制約がある点も考慮が必要です。

マグネットシートの材質と特徴

マグネットシートには、使われる材質によって特徴や適した用途が異なります。ここでは、一般的な材質とその特徴についてご紹介します。

  • ゴム磁石タイプ
    柔軟性に富んでいるため、曲面にもフィットしやすいのが特徴です。主に広告や案内表示に使われることが多く、薄くて扱いやすい点から、車両用や冷蔵庫のメモ用にも適しています。
  • 強力磁石タイプ
    一般的なマグネットシートよりも強力な磁力を持ち、屋外や高速で走行する車両など、振動が多い場所でも安定した貼り付きが可能です。耐久性も高く、しっかりと固定する必要がある場面で使用されています。

このように、マグネットシートは材質によって異なる特性を持ちます。用途や貼り付け場所に合わせて、最適なタイプを選ぶことで、より効果的に使用することができます。

マグネットシート印刷の方法

マグネットシートは、さまざまな印刷方法で加工することが可能です。印刷方法の選び方によって仕上がりの質感や耐候性、コストが異なるため、用途やデザインの内容に応じて最適な印刷方法を選ぶことが重要です。ここでは、当サイトが得意とするシルクスクリーン印刷について特に詳しくご説明していきますが、他にも代表的な印刷方法をいくつか比較し、それぞれの特徴についても解説します。

シルクスクリーン印刷の特徴

シルクスクリーン印刷は、インクを版を通して直接素材に定着させる印刷方法です。マグネットシートへの印刷には、鮮やかな色合いと高い耐候性が求められるため、シルク印刷は非常に適した印刷方法です。

シルク印刷は、1色ずつ丁寧にインクをのせていくため、濃い発色が実現でき、ロゴやブランドカラーを鮮明に表現できます。特に紫外線や風雨による色褪せがしにくく、屋外での使用に耐えられるため、屋外広告や車両用の装飾には最適です。また、インクが厚く乗るため立体感があり、デザインの質感を高める効果もあります。

シルク印刷の方法について、詳しくは以下ページもご覧ください。
>>シルク印刷とは

シルク印刷_インク調合

他の印刷方法との比較

  • インクジェット印刷
    インクジェット印刷は、デジタルデータから直接印刷を行うため、写真やグラデーションのような複雑なデザインの再現に優れています。短納期で大量生産が可能で、小ロットにも対応しやすい点がメリットです。しかし、インクが薄いため、屋外での使用には耐候性が不足しがちで、長期間の利用には不向きです。対してシルク印刷は、厚いインク層により、耐候性が強く、長期の屋外利用にも適しています。
  • UV印刷
    UV印刷は、インクを紫外線で瞬時に硬化させ、速乾性と耐候性を確保できる方法です。耐水性や耐熱性も高く、屋外利用に適しているため、マグネットシートの印刷にも使用されています。ただし、シルクスクリーン印刷と比較するとインクの厚みや発色はやや劣りがちで、特に鮮やかな発色や立体感を求めるデザインにはシルク印刷が適しています。
  • 昇華転写印刷
    昇華転写印刷は、熱を利用してインクを素材に定着させる方法で、布製品やポリエステル素材に特に適しています。しかし、マグネットシートのような硬い素材にはあまり適さず、屋外での耐候性もシルク印刷に劣るため、耐久性が求められる場面ではシルクスクリーン印刷の方が優れています。

マグネットシートの主な用途

  • 車両用広告
    車両に貼り付けて、走行中でも宣伝が可能です。取り外しが簡単で、イベントやキャンペーン用の一時的な広告としても活用されています。
  • 店舗の看板や案内サイン
    マグネットシートは店舗の入り口に設置する案内サインや、営業中/休業中の表示など、柔軟に用途を変更できる案内板としても利用されています。
  • 工事現場での表示
    建設現場で必要な安全標識や注意喚起用として、工事が終われば取り外せるため、効率よく情報を掲示できます。
  • オフィスや倉庫での在庫・設備表示
    金属の棚や扉に貼り付けて、在庫の管理や設備の表示にも使われ、品名や注意書きなどを一時的に変更できる点で重宝されています。
  • ポスティング広告用マグネット
    水道会社やリフォーム業者などの広告マグネットとして、ポストに投函されることが多く、冷蔵庫などに貼って保管できる実用的な広告として利用されています。捨てられにくいため、長期間にわたって消費者の目に触れる機会が多くなり、宣伝効果が持続します。
  • 家庭でのメモや装飾
    冷蔵庫や掲示板に貼り付けてメモやお知らせを表示するほか、デザインを楽しむインテリアアイテムとしても使われ、生活の中で便利に活用できます。

マグネットシートの印刷方法選びのポイント

マグネットシートの印刷方法を選ぶ際には、使用シーンやデザインの種類、必要な耐久性を考慮することが大切です。以下のポイントに基づき、自分に合った印刷方法を選びましょう。

  • 使用環境と耐久性
    屋外での長期間使用や、車両の外装として使う場合は、耐候性に優れたシルクスクリーン印刷が適しています。耐水性や紫外線に対する耐性が高いため、雨や日差しによる色褪せが少なく、長持ちします。
  • 色の再現性と鮮やかさ
    鮮やかな発色を重視する場合や、特定のブランドカラーの再現が重要な場合は、インクの厚みと色の再現性に優れるシルク印刷がおすすめです。一方、複雑なグラデーションや写真のようなデザインを再現したい場合は、インクジェット印刷が適しています。
  • コストとロット数
    小ロットでの印刷やコストを抑えたい場合は、インクジェット印刷が適しています。デジタルデータを直接印刷するため、初期費用が少なく、特に少量生産向きです。
    一方で、大量ロットの場合には、1枚あたりのコストを抑えやすいシルクスクリーン印刷がおすすめです。シルク印刷では、版を作成して印刷するため、大量生産するほど1枚あたりのコストが低減します。したがって、イベント用や大量配布用のマグネットシートを印刷する際には、シルク印刷が適しています。
  • デザインの質感や立体感
    デザインの質感を活かしたい場合には、インク層に厚みを持たせられるシルクスクリーン印刷が効果的です。立体的な仕上がりが可能で、特にブランドやロゴを目立たせたい場面に適しています。

これらのポイントを参考に、マグネットシートの印刷方法を選定してください。耐久性が重視される屋外広告や企業のブランディングには、シルク印刷が最適であり、一方で低コストかつ迅速な対応が求められる場合やフルカラー・グラデーションデザインの場合は、インクジェット印刷が適しています。

マグネットシートのシルク印刷事例

当サイトが得意とするシルク印刷にて車両用マグネットシートを製作した事例をご紹介します。こちらは、こども療育園の送迎に使用する車両に施設名やロゴを印刷したシートです。このようなマグネットシートを車両に貼り付けると、走行中でも宣伝が可能で視認性も高いです。シルク印刷の色褪せしにくい特性によって、屋外使用でも美しい状態を長く保つことができ、企業のイメージ向上に貢献します。

車両用マグネットシート_シルク印刷製作事例

車両用マグネットシート_シルク印刷製作事例

>>その他の事例一覧はこちら

まとめ

マグネットシートは、広告や案内表示、家庭でのメモなど、さまざまな用途で活用されている便利なアイテムです。その特性を最大限に生かすためには、シーンに応じた印刷方法や材質を選ぶことが重要です。シルクスクリーン印刷は、屋外での耐候性や色の再現性に優れ、特に企業PRや長期間の使用に適しています。一方、インクジェットやUV印刷も、それぞれの用途に合わせたメリットがあります。

こちらの記事が用途に適したマグネットシートの選択にお役立ていただければ幸いです。印刷方法やデザインに関するご質問がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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