コラム

お見積りのご依頼 入稿データ事前チェック

印刷事例のご紹介

よくあるご質問一覧はこちら

  • 商品の送り状番号は教えてもらえますか?

    発送時に送り状番号をお知らせします。

  • 商品が届きません。

    納品予定日を過ぎても商品が到着しない場合、カスタマーサポートセンター(093-381-3939)へご連絡ください。至急お調べしてご連絡いたします。商品は宅配委託業者を通じて配送されますが、交通事情などの都合によりお届けが予定より遅れる場合がございますのでご了承ください。

会社概要

  • グランド印刷株式会社

    〒800-0064
    北九州市門司区松原1丁目2-5

    093-381-3939

  • 第2工場

    〒800-0064
    北九州市門司区松原1丁目5-6

  • 福岡支店

    〒812-0016
    福岡市博多区博多駅南4丁目20-17

  • 東京支店

    東京都中央区日本橋大伝馬町11-10 エディビル2F

お見積りのご依頼 入稿データ事前チェック

一合枡に名入れするには?方法を解説!

2024.12.20

一合枡(いちごうます)は、伝統的な日本の文化を象徴するアイテムの一つです。その魅力は単なる実用性にとどまらず、美しい外観や多彩な用途、さらには名入れによる特別なカスタマイズにあります。この記事では、一合枡の基本情報から名入れ方法まで、詳しく解説します。一合枡をさらに特別なものにしたい方に役立つ内容です。

一合枡とは?

一合枡とは、日本酒を量るために使われてきた伝統的な計量器であり、日本の文化と歴史を象徴するアイテムの一つです。その起源は平安時代にまでさかのぼり、当初は米や穀物などの計量器として広く使用されていました。

「一合」とは、伝統的な日本の体積単位で、約180mlを意味します。一合枡のサイズはこの一合を基準として設計されており、手のひらに収まるコンパクトな形状が特徴です。このため、持ち運びや扱いやすさにも優れています。

近年では、実用性だけでなく、美しい外観やカスタマイズ可能な特性から、日本酒を飲む際の酒器やギフト、さらにはイベントの記念品としても人気を集めています。そのデザインは時代とともに変化しつつも、木材やアクリルなどの素材を用いて、日本らしい風情を保っています。

一合枡

一合枡の主な素材

一合枡に使用される素材には、それぞれに特徴があり、選び方次第で用途やデザイン性が大きく変わります。特に木製とアクリル製が主流です。それぞれのメリット・デメリットについて詳しく見てみましょう。

木製

木製の一合枡は、最も伝統的で古くから親しまれてきたタイプです。その歴史は長く、昔から神事や祝い事など、日本の伝統文化に深く根付いています。素材には主にヒノキやスギが使用され、それぞれの木材が持つ香りや質感が、一合枡に独特の風合いを与えています。木製の一合枡は、時間が経つにつれて味わいが増し、使用者がその変化を楽しむことができる点も魅力の一つです。また、軽量で持ちやすく、滑りにくいので、日本酒を注ぐ際の扱いやすさも特徴です。日本らしい伝統の雰囲気を感じられるため、特に格式高いイベントや贈答品として選ばれることが多い傾向があります。

メリット

  • 自然の温かみ:木目の美しさと独特の風合いが、日本らしい上品な印象を与えます。手触りも優しく、見た目だけでなく触覚でも温かみを感じられるため、使用者に癒しや心地よさを与えます。また、手作業で加工されることが多い木製の一合枡は、職人技術の結晶であり、細部にまでこだわりが詰まっています。
  • 香りの効果:ヒノキやスギなど、香りのある木材が使われることが多く、日本酒の風味を引き立てる効果があります。特にヒノキの爽やかな香りは、日本酒との相性が抜群で、飲む際の体験をより特別なものにします。この香りは一合枡を贈り物として選ぶ際にも魅力的な要素です。
  • 環境への配慮:天然素材を使用しているため、環境負荷が少ない点も魅力です。使用済みの木製品は自然分解が可能で、再利用やリサイクルがしやすい点で、エコ意識の高い方にも支持されています。また、製造過程でも比較的低エネルギーで済むため、環境保全に貢献できる素材といえます。

デメリット

  • 手入れの手間:水に弱く、使用後はすぐに乾燥させる必要があります。特に長時間濡れたまま放置すると、木材が腐敗したりカビが発生するリスクがあります。そのため、定期的に適切な手入れを行う必要があり、忙しい方には手間がかかる場合があります。
  • コスト:良質な木材を使用するため、アクリル製に比べて価格が高めになることがあります。特にヒノキやスギのような高級木材を使用したものは、手作業で加工されることが多いため、製造コストも上昇します。これにより、贈答品や特別な用途として選ばれることが多い一方で、日常使いには少し高価に感じられる場合もあります。

アクリル製

アクリル製の一合枡は、現代的でスタイリッシュな印象を持っています。透明感が美しいアクリル素材は、和の雰囲気に加えてモダンなデザイン性を求める方に人気があります。軽量で耐久性に優れており、イベントやパーティーなどでの使用にも適しています。アクリル製の一合枡は、木製にはないクリアな見た目が特徴で、特に日本酒を注ぐとその色合いを美しく引き立てるため、視覚的な楽しみも提供してくれます。また、比較的手入れが簡単で、水洗いが可能なため、繰り返し使用する際の利便性が高い点も魅力の一つです。用途に合わせたカスタマイズも容易で、個人用から業務用まで幅広い場面で活用されています。

メリット

  • モダンなデザイン:透明感があり、木製にはない洗練された雰囲気を演出します。特に照明の当たる場所では、光を反射して華やかさを引き立てます。カラフルなデザインや装飾を加えることで、さらに個性を強調することも可能です。
  • 耐久性:割れにくく、軽量で取り扱いが簡単です。アクリル素材は衝撃にも強く、頻繁に持ち運ぶ必要があるイベントや野外での使用にも適しています。
  • 手入れの簡単さ:アクリル製品は水洗いが可能で、木製のような乾燥や特殊な手入れを必要としません。食器用洗剤で軽く洗うだけで清潔に保つことができるため、忙しい方にも適しています。
  • カスタマイズの自由度:アクリル素材は加工が容易なため、ロゴやデザインの印刷がしやすい点が魅力です。色や形状を自由に選べるため、特注品の作成にも適しています。

デメリット

  • 風情の違い:木製の一合枡に比べると、伝統的な雰囲気に欠ける場合があります。特に格式高い場面や、伝統を重視する場ではアクリル製は選ばれにくいことがあります。
  • 傷や曇りの発生:使用回数が増えると表面に傷がつきやすく、透明感が失われる場合があります。また、汚れが目立ちやすいため、頻繁な手入れが必要になることもあります。
  • 熱に弱い:アクリルは高温にさらされると変形したり劣化する可能性があります。直射日光や高温の場所での保管には注意が必要です。
  • 環境面での課題:木製品と比べると、アクリル製品は分解されにくいため、廃棄時の環境負荷が高い点がデメリットといえます。ただし、リサイクル可能な場合もあるため、適切な処理が推奨されます。

一合枡の主な利用シーン

一合枡は、伝統的な用途だけでなく、現代のさまざまなシーンで活用されています。以下に主な利用シーンを詳しく解説します。

一合枡_寿

結婚式や記念日の贈り物

一合枡は、結婚式の引き出物や記念品として利用されることが多いアイテムです。新郎新婦の名前や結婚式の日付を名入れすれば、特別な思い出が刻まれたギフトとなります。特に和の雰囲気を重視した式場や披露宴では、一合枡がテーブルコーディネートの一部としても活躍します。また、家族や友人との記念写真とセットで贈ることで、参加者がいつまでも思い出に残せる一品になります。さらに、名入れだけでなく感謝のメッセージを添えることで、受け取る側に心温まる印象を与えることができます。

イベントやノベルティ

企業や団体が開催するイベントのノベルティとしても一合枡は人気があります。特に日本酒をテーマとしたイベントや、伝統文化をアピールする場面では、高い実用性とユニークさで参加者に喜ばれるアイテムです。ロゴやスローガンを名入れすることで、来場者への記念品としてだけでなく、ブランドの認知度を高めるツールとしても役立ちます。また、地域の祭りやフェスティバルでは、地元の特産品とセットで提供されることもあり、地域の魅力を伝えるアイテムとして注目されています。

家庭用・インテリア

家庭での使用にも適している一合枡は、日常の食卓を少し贅沢な雰囲気に変える役割を果たします。日本酒を飲む際に使うだけでなく、焼酎や梅酒など、さまざまな酒器としても活用できます。また、使い終わった後はインテリアとして飾ることで、和のテイストをお部屋に加えることができます。植物を飾るミニプランターとして再利用したり、小物入れとして使うことで、実用性とデザイン性の両方を楽しむことが可能です。

ギフトショップや観光地の土産物

一合枡は観光地のお土産としても需要が高く、名入れが施されたオリジナルデザインは旅行の記念として購入されることが多いです。特に、有名な酒造地や温泉街では、その地域限定のデザインやロゴが入った一合枡が人気を集めています。また、観光客が帰宅後もその土地を思い出せるアイテムとして、非常に喜ばれるギフトです。軽量でコンパクトなため、持ち帰りやすい点も土産物としての魅力の一つです。

チームやクラブの記念品

スポーツチームや学校のクラブ活動で、一合枡を記念品として制作するケースも増えています。大会やイベントの開催日を記念に刻むことで、参加者全員がその思い出を共有できます。また、メンバーの名前やチーム名を彫刻することで、個々の貢献を称えるアイテムとしても利用可能です。さらに、卒業や引退の記念として贈られることも多く、感謝の気持ちを形に残せる贈り物として好評です。

一合枡に名入れする方法

一合枡に名入れを施すことで、さらに特別感が増します。名入れ方法にはいくつかの選択肢があり、それぞれに特徴とメリットがあります。以下では、主な名入れ方法を詳しく解説し、それぞれの特徴についても触れます。

シルクスクリーン印刷

シルクスクリーン印刷は、インクを版に通して素材に転写する方法で、デザインの自由度が高い点が特徴です。木製やアクリル製の一合枡どちらにも対応可能で、鮮やかで高品質な仕上がりが得られます。特に、金や銀のインクを使用できるため、焼印やレーザー彫刻では表現できない豪華なデザインを実現することができます。また、インクの発色が良いため、ロゴや複雑なデザインでもくっきりと再現できるのが魅力です。

手順

  1. デザインデータを作成し、専用の版を準備します。
  2. インクを版に流し込み、スクリーンを通して一合枡に転写します。
  3. 乾燥工程を経て、仕上がりを確認します。

特徴

  • 金や銀のインクを使用可能で、豪華な仕上がりが実現できる。
  • 発色が良く、ロゴや複雑なデザインが鮮やかに再現される。
  • 木製・アクリル製のどちらにも対応可能。
  • 比較的大量生産に向いており、イベントやノベルティにも最適。

シルク印刷については、以下ページでも詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
>>シルク印刷とは

焼印

焼印は、木製の一合枡に熱でデザインを焼き付ける方法です。文字やロゴを直接木材に焼き付けることで、シンプルでありながら伝統的な雰囲気を持つ仕上がりになります。焼印のデザインは長期間劣化しにくく、耐久性にも優れています。また、温かみのある木製素材と相性が良く、素朴で自然な印象を与えるため、和のテイストを重視するギフトやイベントに適しています。

手順

  1. 専用の焼印用プレートにデザインを作成します。
  2. 加熱したプレートを木製の一合枡に押し当て、デザインを焼き付けます。
  3. 仕上がりを確認し、最終調整を行います。

特徴

  • 温かみのある素朴な仕上がりで、和の雰囲気を重視したい場面に最適。
  • 耐久性が高く、長期間デザインが保たれる。
  • 木材専用で、アクリル製には対応していない。
  • 単色のデザインに向いており、シンプルな名入れが得意。

レーザー彫刻

レーザー彫刻は、レーザー光を使用して素材を彫刻する方法です。精密な加工が可能で、複雑なデザインや細かい文字も高精度で再現できます。木製・アクリル製の両方に対応可能で、仕上がりに立体感があるのが特徴です。また、直接素材を削るため、デザインが剥がれたり色落ちしたりする心配がなく、長期間使用できる点がメリットです。さらに、彫刻部分に特別な色を追加することはありませんが、そのシンプルさが逆に高級感を引き立てることもあります。

手順

  1. デザインをレーザー加工機に取り込みます。
  2. 設定を調整し、素材に合わせた出力で彫刻を行います。
  3. 完成後、彫刻部分を清掃して仕上げます。

特徴

  • 精密な加工が可能で、細かい文字や複雑なデザインを正確に再現。
  • 木製・アクリル製どちらにも対応できる柔軟性。
  • 立体感のある仕上がりで、高級感を演出。
  • 耐久性が高く、デザインが長期間劣化しにくい。

名入れ方法まとめ

一合枡に名入れをする方法にはそれぞれ特徴があり、用途や目的に応じて適した方法を選ぶことが重要です。以下の表で、3つの名入れ方法を簡単に比較してみましょう。

名入れ方法 対応素材 特徴 おすすめ用途
シルクスクリーン印刷 木製・アクリル製
  • 金銀インクが使用可能で豪華な仕上がり。
  • 発色が良く、複雑なデザインも鮮やかに再現。
  • 比較的大量生産向き。
イベントやノベルティ、特別なギフト
焼印 木製のみ
  • 温かみのある素朴な仕上がり。
  • 耐久性が高く、長期間デザインが劣化しない。
  • シンプルなデザインに最適。
和の雰囲気を重視するギフトや記念品
レーザー彫刻 木製・アクリル製
  • 精密な加工が可能で、細かい文字やデザインも再現。
  • 立体感のある仕上がりで高級感を演出。
  • 耐久性が高く、長期間使用可能。
高級感のある特注品や複雑なデザインの名入れ

上記の表を参考に、用途やデザインに合った名入れ方法を選んでみてください。どの方法を選ぶ場合でも、一合枡は特別なシーンを彩るアイテムとして最適です。

一合枡のシルク印刷事例

一合枡に名入れする方法をご紹介してまいりましたが、ここでは当サイトが得意とするシルク印刷にて名入れをした製作事例をご紹介します。こちらは、当社が運営している壁紙ブランド「Arms」の印刷機を導入した第二工場が新たに完成した際にスタッフに配布した一合枡です。ブランドロゴと落成記念のテキストや日付を印刷しています。

一合枡_シルク印刷事例

一合枡_シルク印刷事例

>>その他の事例はこちら

まとめ

一合枡は、伝統文化を今に伝えるアイテムであり、木製やアクリル製といった素材の多様性や名入れ加工によるカスタマイズ性から、現代でも幅広く活用されています。結婚式や記念日の贈り物、イベントのノベルティ、家庭用アイテムとして、多彩なシーンでその魅力を発揮します。

特に名入れ加工は、一合枡をさらに特別なものに変える重要なポイントです。シルクスクリーン印刷や焼印、レーザー彫刻などの方法を選ぶことで、用途やデザインに合った仕上がりを実現できます。金銀インクが使用可能なシルク印刷は、豪華さを求める方におすすめです。

一合枡を通じて、大切な人との絆を深めたり、特別な思い出を形に残してみませんか?名入れやシルクスクリーン印刷に関するご相談は、ぜひ当サイトまでお気軽にお問い合わせください。
>>お問合せはこちら