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ファイルに印刷したい方必見!シルク印刷などの各印刷方法と選び方

2025.08.26

ビジネスシーンで多く活用されるファイルへの印刷。証書ファイル、契約書ファイル、クリアファイルなど、さまざまな場面で使われるこれらのファイルには、用途や印象に応じた最適な印刷方法を選ぶことが求められます。特に法人向けの場合、見た目の美しさやブランドイメージの伝達、コスト面などを総合的に判断し、印刷方法を選定することが重要です。

この記事では、ファイル印刷に用いられる代表的な印刷方法の特徴とそれぞれのメリット・デメリット、さらに実際の製作事例を交えながら詳しくご紹介していきます。

ビジネスシーンで印刷されるファイルの種類とは?

ビジネスシーンにおいて印刷が施されるファイルには、実にさまざまな種類があります。用途に応じてデザイン性や機能性が求められ、それに適した素材や印刷方式を選ぶ必要があります。

たとえば、会社案内や営業資料をまとめる「プレゼンテーション用ファイル」や、長期保管に適した「契約書ファイル」、大切な証明書や感謝状などを収める「証書ファイル」などが挙げられます。
また、イベントや展示会で配布される「クリアファイル型のノベルティ」も、企業ロゴやキャッチコピーを印刷することで広告効果を高める手段として定着しています。

その他にも、会員証や資格証などを綴じる専用ファイルや、商品マニュアルやカタログを収めるファイルなど、業種によって求められる仕様はさまざまです。素材も紙・PP(ポリプロピレン)・塩ビ・レザー調など多岐にわたり、それぞれに適した印刷方式を選ぶことが美しい仕上がりのカギとなります。

次章では、こうしたファイルに使われる代表的な印刷方式と、それぞれの特徴について詳しくご紹介します。

ファイル

主な印刷方法

ファイル印刷に用いられる主な印刷方法には、以下の4つがあります。

  • シルク印刷
  • オンデマンド印刷
  • 箔押し
  • オフセット印刷

 

それぞれの印刷方法には仕上がりやコスト、対応可能なデザイン、数量の適正などに違いがあります。目的や使用シーンに応じて最適な方法を選ぶことが、満足度の高い仕上がりにつながります。

以下では、これら4つの印刷方法について、それぞれの特徴・メリット・デメリットを詳しくご紹介していきます。

シルク印刷

シルク印刷は、布やプラスチック、紙など多様な素材に対応できる印刷方法で、特に企業ロゴやシンボルマークをはっきりと表現したい場合に選ばれることが多い技法です。1色ごとに版を作るため、発色が美しく、インクの厚みで高級感も演出できます。ファイルの種類や用途に応じて柔軟に対応できる点も大きな魅力です。

メリット

  • インクが厚く、発色が鮮やかで高級感が出る
  • 耐久性が高く、摩擦に強い
  • 多様な素材に対応可能

デメリット

  • 多色印刷には不向き(色数分だけ版が必要)
  • 小ロットにはややコスト高

 

特に1色〜2色でロゴを強調したいファイル製作には、シルク印刷が最適な選択肢となります。シルク印刷については、以下ページでも工程などを詳しくご紹介しています。あわせてご覧ください。 >>シルク印刷とは

どんな素材に適している?

シルク印刷は、インクを直接素材に刷り込む方式のため、素材の種類に対する適応範囲が広いのが特徴です。特に以下のような素材に適しています。

  • PP(ポリプロピレン)素材:書類ファイル、クリアファイルなど
  • 塩ビ(PVC)素材:高い耐久性を求める場面に最適
  • 厚手のビニール素材:エンボス加工された表面にも定着性が良好

 

発色の良さやインクの厚みが際立つため、高級感を演出したい場合に特におすすめです。ただし以下のような素材には注意が必要です。

  • 凹凸の激しい素材:版が密着しにくく、印刷ムラが出る可能性があります
  • 柔らかすぎる素材:インクが伸びたり滲んだりする場合があります
  • 熱や溶剤に弱い素材:乾燥工程に耐えられないケースがあります

オンデマンド印刷

オンデマンド印刷は、版を使用せずにデジタルデータから直接印刷する方式です。少量多品種の印刷に向いており、スピーディーな対応とコストパフォーマンスの良さから、多くの企業で活用されています。デザインの自由度が高く、写真やグラデーション表現も可能なため、クリエイティブな印象を与えることができます。

メリット

  • 少部数でも対応可能でコストを抑えやすい
  • 短納期での対応が可能
  • フルカラー対応で表現力が高い

デメリット

  • インクの耐久性や耐水性にやや劣る
  • 濃い色の素材には不向きな場合がある

 

イベントやキャンペーン用など短期利用のファイルや、試作品としての印刷にもオンデマンドは適しています。

どんな素材に適している?

オンデマンド印刷は、トナーを熱圧着させる印刷方法のため、レーザープリンタに近い性質を持ちます。以下のような素材に適しています。

  • 上質紙・アート紙:社内資料や提案書のカバーファイルに最適
  • コートボール紙・厚紙:小ロットのパッケージや台紙に使用されます
  • 一部の合成紙:耐水性や強度を求める場合にも対応可能

 

ただし以下の素材は不向きです。

  • PP・PETなどのプラスチック系:トナーが定着しづらく剥がれる可能性があります
  • 凸凹が激しい素材:トナーが均一にのらず、かすれが発生しやすいです

箔押し

箔押しは、金属のような輝きをもつ箔を熱と圧力で転写する加工方法で、高級感を演出したいファイルに最適です。特に表紙にワンポイントでロゴや社名を入れる際に多く採用され、式典や贈答用の証書ファイルなどでよく見られます。

メリット

  • 高級感・重厚感がある仕上がり
  • 光沢感で注目を集めやすい
  • 視覚的に強い印象を与えられる

デメリット

  • 多色や細かいデザインには不向き
  • 凹凸や段差のある素材には使いづらい

 

ロゴマークやタイトルを上品に目立たせたい場合に、箔押しはとても効果的な加工手段といえます。

どんな素材に適している?

箔押しは、熱と圧力で金・銀などの箔を転写する加工です。主に以下のような素材に適しています。

  • 上質紙・マット紙:文字やロゴの装飾に最適
  • PP・塩ビなどの厚手素材:圧力をかけても変形しにくい素材が適しています
  • 紙素材全般(ある程度の厚みがあるもの)

 

ただし、下記の素材には注意が必要です。

  • コート紙など滑りやすい表面:箔が定着しにくく、剥がれやすい
  • 柔らかすぎる素材:圧力で変形し、箔がうまく押せない場合があります

オフセット印刷

オフセット印刷は、高精細な印刷が可能なため、写真や細かな模様、フルカラー印刷に適しています。大量印刷に向いており、企業カタログやパンフレットと同様に、ファイルの表紙にも活用されています。仕上がりの美しさと安定性が大きな魅力です。

メリット

  • 高解像度で美しい仕上がり
  • フルカラー対応で写真やグラデも再現可能
  • 大量印刷により単価が抑えられる

デメリット

  • 初期費用がかかるため小ロットには不向き
  • 印刷素材によっては適さない場合がある

 

クオリティ重視でまとまった数量を制作したい場合は、オフセット印刷が第一候補となるでしょう。

どんな素材に適している?

オフセット印刷は、紙面全体に高精細な印刷が可能で、大量印刷にも向いています。以下のような素材に適しています。

  • 上質紙・コート紙:ポスターやチラシと同様の高品質な仕上がりに
  • 合成紙・ユポ紙:防水性があり耐久性も高いため、ビジネス文書に使われるケースも

 

以下は注意すべき素材です。

  • PP・PVCなど非吸収性素材:インキが定着せず、そもそも印刷不可能な場合も
  • 小ロット印刷:コストが高くなる傾向があるため、少量には不向きです

印刷方法の選び方

ここまででご紹介した4つの印刷方式(シルク印刷・オンデマンド印刷・オフセット印刷・箔押し)は、それぞれに異なる特徴や適性があります。どの印刷方式が最適かは、使用目的や数量、仕上がりイメージ、素材の特性などによって変わってきます。

以下の表では、各方式の代表的な特徴を「対応素材」「仕上がりの特徴」「コスト感」「向いている用途」の4つの軸で比較しています。印刷方法を選ぶ際の参考としてご活用ください。

印刷方式 対応素材 仕上がりの特徴 コスト感 向いている用途
シルク印刷 PP、PVC、紙など 発色が良くインクに厚みがある 中〜大量でコストパフォーマンス◎ 高級感を出したい証書・契約書ファイルなど
オンデマンド印刷 紙、合成紙など 小ロット対応・可変印刷も可能 少量印刷でコストを抑えやすい 試作品、社内資料、短納期案件など
オフセット印刷 紙中心(大量印刷向け) 高精細なカラー印刷に強い 初期費用あり・大量印刷向け カタログ、パンフレット、販促物など
箔押し PP、紙など 金・銀など光沢仕上げが可能 単価は高め・付加価値向き 表彰ファイル、記念品、ブランド印象付けなど

仕上がりイメージから選ぶ

印刷の仕上がりは、企業の印象やブランディングに直結します。高級感や重厚感を演出したい場合は、印刷の厚みや光沢感に優れたシルク印刷箔押しがおすすめです。特に、企業のロゴや認定証、表彰状など、信頼性や格式を表現するアイテムでよく選ばれています。

また、落ち着いたツヤ感やマットな風合いを加えたい場合は、シルク印刷にマットインクを用いるなどのアレンジも可能です。視覚的なインパクトだけでなく、触ったときの質感でも印象に差が出るため、印刷方式の選択は非常に重要です。

一方で、写真やグラデーションの再現性を重視する場合はオンデマンド印刷オフセット印刷が向いています。色の再現性が高く、繊細な階調表現やフルカラーのグラフィックを必要とする販促ツールや案内資料などに最適です。仕上がりイメージから逆算して印刷方式を選ぶことで、より納得感のある仕上がりが得られます。

数量・予算から選ぶ

印刷を検討する際には、ロット数と予算のバランスも大切な判断軸になります。たとえば、1部〜数十部といった少量・多品種での対応が必要な場合は、初期費用が抑えられて気軽に試作ができるオンデマンド印刷が有利です。校正やデザイン検証をしたいときにも適しており、短納期に対応できる点もメリットです。

一方で、100部〜1,000部以上の中〜大量部数を見込んでいる場合は、刷れば刷るほど単価が下がるオフセット印刷が効率的です。特に、同一デザインをまとめて大量に配布するような販促物・社内資料などにはぴったりです。

また、ロゴや単色ベタ印刷に適したデザインであれば、枚数が多いほどコストパフォーマンスに優れるシルク印刷も候補に挙げられます。印刷の規模や使い道に応じて、もっとも合理的な方式を選びましょう。

シルク印刷のファイル製作事例

ここでは、当サイトが得意とするシルク印刷によるファイル製作事例をご紹介します。用途やデザインに応じて最適な素材やインクを選び、お客様のご要望を形にしています。

証書ファイル製作事例

企業間の契約締結式に使用する証書ファイルのシルク印刷事例です。金色のインクを使用しており、控えめながらも上品な印象に仕上がっています。

N.S(株)様_シルク印刷証書ファイル事例

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クリアファイル製作事例

半透明素材のクリアファイルに、ブランドカラーのオレンジ色でロゴ等を印刷した事例です。シルク印刷の特長の一つである発色の鮮やかさがよくわかる事例です。

クリアファイル_シルク印刷事例

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契約書ファイル製作事例

不動産取引用の契約書ファイルにファイルタイトルと社名を印刷した事例です。実務書類としての視認性・整理性に配慮しつつ、高級感のある仕上がりになっています。

契約書ファイル_シルク印刷事例

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まとめ

法人向けのファイル印刷は、単にロゴや文字を入れるだけでなく、見た目の印象や素材との相性、コスト、用途まで考慮した「戦略的な選択」が求められる分野です。証書ファイルや契約書ファイル、クリアファイルなど、目的や場面に応じた最適な印刷方法を選ぶことで、企業イメージやブランド価値をより効果的に伝えることが可能になります。

本コラムでご紹介したように、印刷方法にはそれぞれ明確な特長と得意分野があります。例えば高級感・耐久性を求めるならシルク印刷、少量多品種でスピーディーな印刷ならオンデマンド印刷、大量印刷やフルカラーにはオフセット印刷、重厚感や特別感を演出したい場合には箔押しが効果的です。

当サイトでは、お客様のご要望に応じた最適な提案を行っています。豊富な製作実績と柔軟な対応力を活かし、「思い描いた通りのファイルができた」とご満足いただけるようサポートいたします。

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