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デニムにプリントする方法

2025.02.20

デニムは耐久性が高く、カジュアルな風合いが魅力の生地ですが、プリントする際には素材特有の凹凸や厚みを考慮する必要があります。本記事では、デニムにプリントする方法について詳しく解説し、特に当サイトで得意とするシルクスクリーン印刷についてご紹介します。

デニムとは?

デニムは、綿を平織りまたは綾織り(ツイル織り)にした厚手の生地で、丈夫で耐久性が高いのが特徴です。カジュアルウェアの定番であるジーンズをはじめ、ジャケットやバッグ、帽子など幅広いアイテムに使用されています。

デニム生地は、使い込むほどに風合いが増し、経年変化を楽しめる点も魅力の一つです。特に、インディゴ染めされたデニムは、履き続けることで独特の色落ちやアタリが出るため、ヴィンテージ感を好む人々に人気があります。

また、デニムはその織り方や加工によってさまざまな種類があります。

  • セルビッジデニム:耳付きデニムとも呼ばれ、耐久性が高く高級品に使用される。
  • ストレッチデニム:ポリウレタンを含み、伸縮性があるため動きやすい。
  • ライトオンスデニム:薄手で軽く、春夏向けの衣類に適している。
  • ヘビーオンスデニム:厚手で頑丈なため、ワークウェアや防寒着に使用される。

このようなデニム生地にプリントを施すことで、オリジナルデザインのTシャツやトートバッグ、ユニフォームなどを作ることができます。

デニム

デニムにプリントはできる?

デニム生地はプリントに適した素材ですが、その特性を理解しないと、仕上がりにムラが出たり、耐久性が低下したりすることがあります。デニムは一般的なTシャツ素材のコットン生地とは異なり、厚みがあり、織りが粗く、表面に凹凸があるため、プリント方法の選び方が重要です。

特に、デニムにはインディゴ染めが施されていることが多く、染色が深いため、プリントカラーが影響を受けることがあります。例えば、明るい色のインクを使用する場合は、下地処理やホワイトインクを活用することで、発色を良くする工夫が必要です。また、デニム生地は厚みがあるため、インクの浸透性が低く、プリントが定着しにくいこともあります。

また、デニム生地はウォッシュ加工やストーンウォッシュなどの特殊加工が施されることがあり、これがプリントの定着に影響を与えることもあります。特に、強くウォッシュされたデニムは生地が柔らかくなり、インクの吸着が均一にならないことがあるため、プリント後の仕上がりを想定した適切な印刷方法を選ぶことが重要です。

さらに、デニムにプリントする際には、使用目的によって適切なインクやプリント技法を選ぶ必要があります。例えば、アパレル製品としてのデニムプリントでは、耐洗濯性が求められるため、耐久性の高いシルクスクリーン印刷が適しています。一方で、装飾用途の場合は、熱転写プリントなどの手軽な方法も選択肢になります。

このように、デニムプリントは生地の特性を考慮しながら適切な手法を選ぶことで、美しく耐久性のある仕上がりを実現できます。次の章では、具体的な印刷方法について詳しく解説します。

デニムプリントの主な方法

デニムにプリントする方法にはいくつかの選択肢があります。それぞれの印刷技法には特徴があり、デザインの再現性や耐久性、コストに影響を与えます。以下の3つの方法を比較しながら、自分に合ったプリント方法を選びましょう。

シルクスクリーン印刷

当サイトで得意としているシルクスクリーン印刷は、版を作成し、インクを直接デニム生地に押し付けて印刷する方法です。特に発色が良く、耐久性の高いプリントが可能なため、業務用ユニフォームやアパレル製品に広く利用されています。

<メリット>

  • 発色が鮮やか: くっきりとしたデザインを再現できます。
  • 耐久性が高い: 繰り返し洗濯しても色落ちしにくく、長持ちします。
  • 厚みのあるインクを使用: 立体感のある仕上がりにすることが可能です。
  • コストが抑えられる: 大量生産に適しており、単価を抑えることができます。

<デメリット>

  • グラデーションや細かいデザインの表現が難しい: 線の細いデザインや色の境目を滑らかに表現することが困難です。
  • 1色ごとに版を作る必要がある: 小ロット生産には向いておらず、初期費用がかかります。
  • プリントが生地に影響を受けやすい: 厚手のデニムでは、仕上がりが硬くなる場合があります。

インクジェットプリント

インクジェットプリントは、専用のプリンターを使ってインクをデニム生地に直接吹き付ける方法です。フルカラーのプリントが可能で、細かいデザインやグラデーションの表現が得意です。

<メリット>

  • フルカラー対応: 細かいデザインや写真も鮮やかに再現できます。
  • 版が不要: 小ロットでも対応しやすく、コストを抑えやすいです。
  • グラデーション表現が得意: 色の濃淡を滑らかにプリントできます。

<デメリット>

  • 耐久性が低い: 洗濯を繰り返すと色落ちしやすくなります。
  • 濃色デニムには白インクが必要: インクの発色を良くするために追加工程が必要になることがあります。
  • インクの定着が弱い: 摩擦に弱く、長期間の使用には適していない場合があります。

熱転写プリント(アイロンプリントなど)

熱転写プリントは、プリントシートをデニム生地に熱と圧力で圧着する方法です。アイロンプリントなど家庭でも手軽にできる方法が含まれます。

<メリット>

  • 手軽にできる: 家庭用のアイロンを使用して簡単にプリントできます。
  • 小ロット生産向き: 試作品や少量注文にも対応しやすいです。
  • 色の発色が良い: 細かいデザインやグラデーションも表現しやすいです。

<デメリット>

  • 洗濯耐久性が低い: プリント部分が剥がれやすく、長期間の使用には向いていません。
  • 生地の風合いを損なう: 厚みのある仕上がりになりやすく、ナチュラルな質感が失われることがあります。
  • 摩擦に弱い: 使用を繰り返すとプリント部分にひび割れが生じる可能性があります。

デニムプリントの方法 比較表

デニムにプリントする方法はいくつかありますが、それぞれに特長や適した用途があります。発色の美しさや耐久性、コスト面など、どの印刷方法を選ぶかは目的によって異なります。たとえば、大量生産に適した方法もあれば、少量のオリジナルデザインを柔軟に作れる方法もあります。また、使用する生地の種類やプリント後の仕上がりにも違いが出るため、用途に応じて適切な手法を選ぶことが重要です。

以下の表では、シルクスクリーン印刷、インクジェットプリント、熱転写プリントの3種類について、発色や耐久性、小ロット対応の可否、デザインの自由度などの観点から比較しています。それぞれの特長を理解し、自分の用途に合った印刷方法を選びましょう。

印刷方法 発色 耐久性 小ロット対応 デザインの自由度
シルクスクリーン印刷 ◎ 鮮やか ◎ 高い △ 版が必要 △ 単色向き
インクジェットプリント ◎ フルカラー可 △ やや低い ◎ 可能 ◎ 写真やグラデーション対応
熱転写プリント ◎ 鮮やか △ 剥がれやすい ◎ 可能 ◎ 多様なデザイン可

デニムプリントの耐久性とお手入れ方法

デニムにプリントを施した場合、その美しいデザインを長持ちさせるためには、適切なお手入れが欠かせません。プリント部分は摩擦や洗濯によって徐々に劣化することがあるため、できるだけ負担をかけないように扱うことが大切です。また、デニム生地自体も使い込むことで風合いが変化するため、プリントとのバランスを考えながらお手入れをすることが重要です。

洗濯時の注意点

  • プリントが剥がれないように、裏返して洗濯ネットを使用してください。
  • 漂白剤や柔軟剤の使用は避けてください。
  • 水温は30℃以下に設定し、優しく洗うことをおすすめします。

プリント部分を傷めないコツ

  • アイロンをかける際は、あて布を使用し、直接熱を当てないようにしてください。
  • 乾燥機の使用は避け、陰干しで自然乾燥させるのが理想的です。
  • 摩擦を避けるため、洗濯時は他の衣類と分けて洗うのが望ましいです。

長持ちさせるための保管方法

  • 直射日光を避けることで、色あせを防ぐことができます。
  • 湿気の少ない場所に保管し、カビの発生を防ぎましょう。
  • ハンガーにかけるよりも、畳んで保管するとプリント部分の劣化を抑えることができます。

デニムプリントは、適切なケアを行うことで長く美しい状態を維持することができます。特に、デニムは着用や洗濯を繰り返すことで風合いが変化する生地であるため、プリント部分もそれに応じた扱いを心がけることが大切です。日常的なケアを工夫し、デザインを長く楽しんでください。

動画で見るデニムへのシルクスクリーン印刷

当サイトで得意としているデニムへのシルクスクリーン印刷の様子を動画でご紹介します。シルクスクリーン印刷は、発色の良さや耐久性の高さが特長で、デニムの風合いを活かしながら美しいプリントを施すことができます。

この動画は、当社で運営している壁紙ブランドArmsの展示会出展時に、
ブースを装飾するためのアイテムとしてデニム生地にインク塗布をしている工程をご紹介しています。ブランドロゴが鮮やかに印刷される様子がご覧いただけます。

まとめ

デニムにプリントするにはさまざまな方法がありますが、それぞれの特性を理解し、用途に応じた最適な手法を選ぶことが大切です。特に、シルクスクリーン印刷はデニム生地に適しており、発色の美しさや耐久性の高さから、アパレルや販促アイテムなど幅広い用途で活用されています。

また、インクジェットプリントはフルカラーの表現が可能であり、複雑なデザインやグラデーションを取り入れたプリントに向いています。熱転写プリントは、個人でも手軽にプリントできる方法であり、小ロットでの製作に適しています。

デニムプリントを長持ちさせるためには、適切なお手入れを行うことも重要です。洗濯や保管方法に注意することで、プリントの劣化を防ぎ、美しい状態を維持できます。

当サイトでは、高品質なシルクスクリーン印刷を提供しており、デニム生地へのプリントも可能です。オリジナルデザインの製作を検討されている方は、お気軽にお問い合わせください。
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