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アクリルプレートとは?その特徴と活用シーンを徹底解説

2025.09.16

透明感と高級感を兼ね備えた「アクリルプレート」は、店舗のサインや社名表示、記念品などさまざまな場面で使われている人気のアイテムです。その美しい見た目と加工の自由度から、個人から法人まで幅広いニーズに対応できる素材として注目されています。

本コラムでは、アクリルプレートとはそもそもどのようなものかという基本から、そのメリット・デメリット、活用事例、印刷や加工の種類までをわかりやすくご紹介します。

「社名プレートを作りたい」「店舗の入り口にサインを設置したい」「表彰用の記念品を検討中」といった方にとって、アクリルプレートの特性を理解することは非常に重要です。ぜひ参考にしていただき、用途にぴったりのプレートづくりにお役立てください。

アクリルプレートとは?

アクリルプレートとは、合成樹脂の一種である「アクリル(PMMA)」を素材とした板状の製品のことを指します。透明度が非常に高く、光の透過率は約93%とガラスよりも優れている点が特長です。また、見た目の美しさに加えて、割れにくさ・軽さ・耐候性などの実用的なメリットを兼ね備えており、屋内外問わずさまざまな用途に利用されています。

一般的には「アクリル板」とも呼ばれますが、用途に応じて加工・印刷が施されてプレートとして使用されることで、企業や店舗の看板をはじめとした多彩なシーンで活躍しています。厚みやサイズ、形状も自由にカスタマイズでき、デザイン性の高いプレートが製作可能です。

また、アクリル素材はカットや穴あけ、曲げ加工などにも強く、UV印刷やシルク印刷、彫刻加工、裏刷りなどの装飾とも相性が良いため、表現の幅が広い点も魅力です。光沢のある透明アクリルだけでなく、半透明・乳白・マット・カラー付きなどバリエーションも豊富で、空間やブランドイメージに合わせた使い方ができます。

アクリル板

アクリル素材については、以下の記事もあわせてご確認ください。
>>アクリルの透明度はどのくらい?
>>アクリルとガラスの違いとは?用途・メリット・デメリットを徹底解説!

アクリルプレートの主な活用シーン

アクリルプレートはその見た目の美しさと加工のしやすさから、幅広い場面で利用されています。シンプルな名札から、企業ブランディングに関わるサイン類、さらには記念品としての高級感のある装飾プレートまで、用途の多様さが大きな魅力です。代表的な活用例は以下の通りです。

  • オフィスの社名プレート:入口に掲げることで企業の第一印象を高めます
  • 施設案内・サイン:病院・ホテル・商業施設などで案内表示として活用されます
  • 表札・ネームプレート:個人宅や店舗の顔として、名前やロゴを表示するのに適しています
  • 展示会・イベント用パネル:透明感を活かして展示内容をスタイリッシュに演出できます
  • 記念品・オリジナルグッズ:印刷や彫刻を施すことで、特別感のあるギフトとして活用されています

このように、アクリルプレートは装飾性と実用性を兼ね備えた万能素材として、多くの場面で重宝されています。設置場所や用途に応じてサイズ・厚み・デザインを自由にカスタマイズできるため、個人・法人問わず多くの方に選ばれている理由がここにあります。

アクリルプレートのメリット・デメリット

アクリルプレートはその美しさと機能性から、非常に人気の高い素材ですが、すべての面で万能というわけではありません。使用する目的や環境によっては注意すべき点もあります。

ここでは、アクリルプレートの代表的な「メリット」と「デメリット」について整理し、導入を検討する際に押さえておきたいポイントをご紹介します。

メリット

  • 高い透明性:ガラスのような美しさで高級感を演出
  • 軽量かつ割れにくい:安全性が高く扱いやすい
  • 加工性が高い:カット・穴あけ・印刷などが自由に可能
  • 耐候性・耐水性に優れる:屋外使用にも適しています

このように、アクリルは見た目の美しさと実用性を兼ね備えており、屋内外問わず幅広い環境で使用できる素材です。特に、加工や印刷との相性が良いため、オリジナリティのある製品づくりにも向いています。

デメリット

  • 細かいキズが付きやすい:取扱いにはやや注意が必要
  • 静電気が起きやすい:ホコリを吸着しやすいため定期的な清掃が必要

一方で、素材の特性として注意したいのがキズやホコリの問題です。使用環境によっては、マット加工や保護フィルムの活用、静電気対策などを講じることで、これらの弱点をカバーすることが可能です。

印刷・加工方法の種類

アクリルプレートは、用途やデザインの意図に応じてさまざまな加工が施されます。加工方法を適切に選ぶことで、見た目の印象や耐久性、コストにも大きな差が生まれます。

ここでは、代表的な印刷・加工方法を3つご紹介します。それぞれの特徴を理解した上で、目的に合った方法を選ぶことが、満足度の高いアクリルプレートづくりの鍵となります。

シルク印刷

シルク印刷は、専用の版(シルクスクリーン)を用いてインクを素材に刷り込む印刷方式です。1色ずつ版を作成して印刷するため、色の再現性が高く、インクの乗りも厚くて丈夫です。特に、屋外で使用される社名プレートや駐車場看板など、耐久性が求められるシーンに適しています。

また、特色指定ができるため、企業のコーポレートカラーやロゴ色を忠実に再現したい場合にも有効です。色数が多い場合はコストや工程が増えるため、比較的シンプルなデザインに向いています。

シルク印刷について詳しくは以下の記事も参考にご覧ください。
>>シルク印刷とは
>>シルク印刷の色数とは?仕上がりや費用への影響・製作事例も紹介

UVインクジェット印刷

UVインクジェット印刷は、UV光(紫外線)で瞬時にインクを硬化させる印刷方式で、フルカラーのグラフィック表現が可能です。写真やグラデーション、微細な文字やパターンの再現にも優れており、デザイン性を重視する店舗サインや案内表示に多く採用されています。

アクリルの裏面から印刷する「裏刷り」によって、表面の透明感を活かした仕上がりにすることも可能です。ただし、使用環境やインクの種類によっては、屋外での長期使用には注意が必要な場合もあります。

彫刻・レーザー加工

アクリル板に直接文字やロゴを彫り込む加工方法です。カッティングマシンやレーザー彫刻機を使用し、精密な仕上がりが得られます。塗料による印刷とは異なり、素材そのものに立体的な凹みができるため、独特の重厚感と存在感を演出できます。

特に、公共施設や医療機関、高級マンションのサインなど、品格や永続性が求められる場所で重宝されています。さらに、裏側から彫刻し、表面から見ることで奥行きのある視覚効果を演出する「裏彫り」などの手法も人気です。

印刷・加工方法 特徴 向いている用途 得意な表現 耐久性
シルク印刷 1色ごとに版を作成して刷る方式。インクが厚く丈夫で、色の再現性が高い。 屋外看板、社名プレート、駐車場案内など ロゴや単色ベタ、DIC/PANTONEなどの特色 ◎(非常に高い)
UVインクジェット印刷 紫外線で硬化するインクを使ったフルカラー印刷。版が不要で自由度が高い。 店舗サイン、装飾パネル、案内表示など 写真、グラデーション、細かい図柄 ○(使用環境に注意)
彫刻・レーザー加工 アクリルに直接文字や図柄を彫り込む方式。高級感・重厚感を演出できる。 表札、施設サイン、記念プレート、銘板 彫り文字、裏彫り、立体的な表現 ◎(長期間使用に最適)

事例紹介

ここでは、当サイトが得意とするシルク印刷で実際に製作したアクリルプレートの事例をご紹介します。

株式会社トムラデザイン様の事例

白いアクリル板に2色印刷を施したアクリルプレート事例です。アクリル板素材の色を活かすことで色数を減らし、コストを抑えました。

(株)トムラデザイン様_シルク印刷アクリルプレート事例

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株式会社M様

QRコードを掲示するためのアクリルプレート事例です。厚みのある透明アクリル板を使用し、裏側から2色のシルク印刷を施しています。まず黒色でQRコードを印刷し、その上から全面に白インクを重ねることで、透明感を保ちながらも見やすいデザインを実現しています。

(株)M様_シルク印刷アクリルプレート事例

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社名プレート

社名とロゴを1色でシルク印刷したアクリルプレート事例です。こちらの事例のようにカラーアクリル板を使用することで、鮮やかさを演出できます。

アクリルプレート_シルク印刷事例

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会社案内プレート

企業の受付まわりに設置するために製作されたアクリルプレートです。透明なアクリル板に白1色のシルク印刷を施しており、シンプルながらも落ち着きのある仕上がりです。四隅には穴あけ加工をしています。

アクリルプレート_シルク印刷事例

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まとめ

アクリルプレートは、透明感・高級感・耐久性・加工の自由度といった特長を備えた、非常に汎用性の高いアイテムです。社名プレートや施設案内、記念品や装飾パネルなど、設置場所や目的に応じて柔軟な対応ができるため、法人・個人問わず幅広い支持を集めています。

印刷や加工の方法によって仕上がりの印象や使い勝手が大きく変わるため、「どこに設置するか」「どのような印象を与えたいか」を軸に、適切な仕様を選ぶことが重要です。とくにシルク印刷は、企業ロゴやブランドカラーを正確に表現したい方にとって、耐久性と発色の面で優れた選択肢となります。

当サイトでは、アクリルプレートの用途やご予算、デザインイメージに応じて、最適な素材・加工方法をご提案しています。「具体的な使い道は決まっていないけれど、こんなことができる?」といったご相談も大歓迎です。お気軽にお問い合わせください。

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